一覧にしてみました(見落としがあるかもしれません)。 「チェリーブロッサム」では(注意はされるものの)ほとんど「祥子お姉さま」と呼んでしまいます。 「レイニーブルー」では、紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)と呼ぶように心掛けているようですが、徹底できていません。 「レイニーブルー」までは、瞳子ちゃん会話の相手はほとんど祥子さまでしたが、「パラソルをさして」では祥子さまが学校を休んでいるので、会話は祐巳とのものになります。実は、ここから先、瞳子ちゃんの会話の相手はほとんど祐巳となります。 「パラソルをさして」では、祥子さまがいないせいか(注意する人がいなくなった?)、呼び方も「祥子お姉さま」に戻ってしまいます。会話相手の祐巳(の無防備さ)につられて、瞳子ちゃんのガードがゆるくなっている感じです。 その後、瞳子ちゃんの出番は少なくなって、「レディ、GO!」あたりから「紅薔薇さま」の呼び方が定着してきます。 そして、「特別でないただの一日」では、久しぶりに「瞳子ちゃんと祥子さまの会話」があるのですが、「紅薔薇さま」から「祥子さま」の呼び方になります。 「紅薔薇さま」の呼び方の場合、瞳子ちゃんが自分で意識して言葉を選んでいるような印象がありますが、この「祥子さま」の呼び方は自然に出た言葉のような印象です。
「ね、祥子さま? 優お兄さまに学園祭のチケット渡された?」
後に続く台詞の「優お兄さま」(柏木氏のこと)という呼び方と「祥子さま」という呼び方が同列になっているのが印象的です。−−「特別でないただの一日」から引用−− 瞳子ちゃんびいきの私としては、この「呼び方の変化」から「瞳子ちゃんが祥子お姉さまから祐巳さまへシフトしていく」様子が見えてくるようで、「これは祐巳の妹に決まり!」とか考えてしまうのですが・・・ コラムのタイトルにあるように、祐巳の強引なアタックにパニックぎみの瞳子ちゃんは、思わず昔の呼び方が再発してしまいます。 でも、これが瞳子ちゃんにとって最後の「祥子お姉さま」かもしれない・・・などと想像してしまう、今日この頃・・・ |
数字はページ番号、カッコ内は、会話の相手の名前 チェリーブロッサム:BGN
142 祥子お姉さま(祥子)
レイニーブルー145 祥子お姉さま(由乃) 148 祥子お姉さま(祥子) 158 祥子さま(祥子):「祥子お姉」まで言いかけて言い直す 159 祥子お姉さま(祥子) 160 祥子お姉さま(祥子) 197 祥子お姉さま(祥子) 199 祥子お姉さま(祥子) 226 紅薔薇さま(祥子):マリア祭の宗教裁判での台詞
154 祥子お姉さま(祥子)
パラソルをさして156 紅薔薇さま(祥子) 161 祥子お姉さま(祥子) 182 紅薔薇さま(祥子) 192 祥子お姉さま(祥子) 193 紅薔薇さま(祥子) 208 祥子お姉さま(祥子) 208 紅薔薇さま(祥子)
122 紅薔薇さま(祐巳)
子羊たちの休暇134 祥子お姉さま(祐巳) 135 祥子お姉さま(祐巳) 146 祥子お姉さま(祐巳)
146 祥子お姉さま(祐巳)
真夏の一ページ:略してOK大作戦(仮)
51 祥子お姉さま(祐巳)
涼風さつさつ
(無し)
レディ、GO!
154 紅薔薇さま(祐巳)
バラエティギフト
73 紅薔薇さま(祐巳&由乃 etc)
チャオ ソレッラ!
(無し)
特別でないただの一日
76 紅薔薇さま(祥子)
108 祥子さま(祥子) 175 祥子お姉さまぁ(祥子) |