コラムあるいは雑文

つぼみが薔薇さまにならなかった場合    - 04/10/30 -

前回の「選挙の仕組みは?」のコラムに予想以上のコメントがついたので、続編を書いてみます。
それは、「つぼみがすんなり薔薇さまにならなかった場合はどうなる?」ということです。
特に「役職の通称名(つまり薔薇の色)はどうなるのか」という疑問です。
リリアンの歴史上「そういうこともあった」ことは予測できます。
では、どういうケースが考えられるかと言うと・・・
A. つぼみが三人いない(薔薇さまの内の誰かが妹を作らなかった)場合。
B. つぼみは三人いたが、何らかの事情により(例えば健康上の理由)つぼみの誰かが立候補しなかった場合。
C. つぼみは三人とも立候補したが、対抗馬がいて、つぼみの誰かが選挙に負けた場合。
D. つぼみが三人とも立候補して対抗馬もいなかったが、つぼみの誰かが選挙で不信任になった場合。
のような場合が考えれます。

A. つぼみが三人いない場合
まず、自主的に立候補する生徒がいた場合(そして当選した場合)、それがひとりだけなら薔薇の色は自然と決まりますが、ふたり以上の場合は問題です。私の想像では「一般生徒から自然とよばれるようになる」ことで決まると思います。
ただし、リリアンでは(つぼみがいないという理由で)一般生徒が自主的にふたり以上立候補するということにはならないと思います。
ではどうなるかというと、現生徒会の責任で誰かに立候補を打診するか、もしくは推薦候補をたてるのではないかと思います。つまり「正式には妹ではないけれど、後継者に推薦します」という感じです。
つぼみがいなければ人手不足になりますから、恒常的に手伝いによばれていた下級生のひとりやふたりはいたでしょう。薔薇の色は、推薦者が誰かということで決まることになります。
そもそも、「つぼみが後を継ぐ」という慣習も、前任者の推薦ということから変化したのではないかと思います。

B. つぼみは三人いたが、何らかの事情によりつぼみの誰かが立候補しなかった場合
この場合もA.の場合とほとんど同じでしょう。ただ、薔薇さまの推薦ではなく、立候補を辞退したつぼみ自身の推薦(親しいクラスメートに託すとか)というのがあり得そうです。薔薇の色も、推薦者で決まるでしょう。

C. つぼみは三人とも立候補したが、対抗馬がいて、つぼみの誰かが選挙に負けた場合
「ロサ・カニーナ」で静さまが当選していれば、このケースになっていました。入れ替わりがひとりだけなら、薔薇の色は問題ないでしょう。つまり、静さまが白薔薇さまになっていたのかもしれません。
もし、対抗馬が他にもいて、つぼみがふたり(あるいは三人)落選した場合は、薔薇の色はどうなるのでしょう。私はA.の場合と同様、「一般生徒から自然とよばれるようになる」ことで決まると思いますが、リリアンの歴史ではこういう事態になったことが無いのではと思います。

D. つぼみが三人とも立候補して対抗馬もいなかったが、つぼみの誰かが選挙で不信任になった場合
リリアンの歴史上、たまには人気のないつぼみもいたでしょうから(笑)、あり得たかもしれません。この場合は再選挙ですが、選挙実行委員会の責任で推薦候補をたてることになるでしょう。めぼしい候補がどうしてもいない場合は仕方ありませんから、選挙実行委員の誰かが立つしかないでしょう。
薔薇の色については、C.の場合と同様です。

まあ、何にしても「当選者につぼみがひとりしかいない、またはひとりもいない」という事態は、リリアンの歴史ではなかったかもしれません。つまり、そういう場合「薔薇の色の引き継ぎはどうするか」というようなことは、「なにも決まっていない」というのが真実かもしれません。
2004/10/30 1:28:12〔投稿者:円〕
Bの場合、立候補しない蕾に妹がいるならば、その人が立候補すると言うことも考えられますね。
2004/10/30 10:25:25〔投稿者:kuro〕
一番面白みに欠ける意見かもしれませんが、薔薇の色に関しては特に規定の様なものは無いかもしれません。「役職に区別が無い」という事は誰がどの色で呼ばれようが生徒会運営上何ら支障がないという事で、特に規定をする必要はない訳です。ですから極端な話、ある日突然3人が申し合わせて色の呼称を取り替えっこしたとしても、おそらく生徒会規約上は問題ないだろうと・・・(笑)。しかし「薔薇さま」は単なる「生徒会役員」でなく、学園の伝統を背負い、また学園内のアイドル的側面も持ってるので、もちろんそんな事が許される訳もありませんが。まあでもリリアンの事ですから、情緒的な側面を重視して規約の中に「薔薇様の呼称」について何らかの記述があるかもしれませんね。
2004/11/4 10:5:58〔投稿者:いわし〕
中学には生徒会が無く、高校では生徒会が弱かったので(言い訳)、リアルに考えられていませんでしたがブゥトンも立候補者もいない場合、確かに山百合会幹部は立候補の打診くらいはする必要があるのかも…。 「白薔薇のつぼみの姉」なんてのが出てくる可能性があるのですね(<円さん)
2004/11/4 18:49:26〔投稿者:円〕
「〜薔薇のつぼみの姉」=「〜薔薇様」だと思いますので、登場するとしたら「〜薔薇の姉(あるいはお姉さま)」ではないでしょうか(<いわしさま)
2004/11/4 22:2:43〔投稿者:kuro〕
可能性のひとつとして、どうしても候補者が3人に満たない場合等は、その年度に限って二人ないし一人(さすがに可能性は極めて低いと思いますが)の薔薇様によって山百合会が運営される、というのもアリかも。
2004/11/4 23:30:9〔投稿者:いわし〕
間違えました、これは恥ずかしい(<薔薇のつぼみの姉)。「自然と呼ばれるようになる」説には当初違和感を覚えましたが、それが起こりえるのがマリみて、という気もしてきました
2004/11/6 0:13:38〔投稿者:teto〕
紅・黄・白以外の名称がつけられることもあるのではないでしょうか。たとえばの話ですが蟹名静嬢が当選した場合、ロサ・カニーナがあらたに加わり、桃薔薇さまと呼ばれる。翌年以降は選挙の結果や新しい薔薇様の意向によってロサ・ギガンティアが復活するかもしれないし、ロサ・カニーナが引き続き使われるかもしれない。最初は違和感を感じるかもしれませんが、この状態が数年続けばリリアンの3薔薇は自然と紅・桃・黄で落ち着くことになると思います。
2004/11/07 08:17:31〔投稿者:管理人〕
静さまに特別なニックネームが存在したのはたまたまですから、特殊な例と言えるでしょうね。
ほとんどの場合は当選前から「ロサ・×××」よばれているというのは考えにくいですから、役職名が変わることはないでしょう。
でも、静さまの場合は、たしかに「当選していたらあるいは」という感じはします。「ロサ・ギガンティアとロサ・カニーナの両方で呼ばれる」というのも、あるかもしれませんね。