コラムあるいは雑文

体育祭の得点と順位:その2    - 05/03/09 -

というわけで、応援合戦の時点までの得点状況は次の2パターンがあり得ます。

case:A
「玉転がし」1位:紫 2位:黄 3位:ピ 4位:赤 5位:緑 6位:白
「玉逃げ」 1位:緑 2位:赤 3位:白 4位:ピ 5位:紫 6位:黄
「玉入れ」 1位:黄 2位:白 3位:紫 4位:ピ 5位:緑 6位:赤

得点 黄:45点 紫:45点 白:35点 ピ:35点 緑:35点 赤:30点
case:B
「玉転がし」1位:黄 2位:紫 3位:ピ 4位:赤 5位:緑 6位:白
「玉逃げ」 1位:緑 2位:赤 3位:白 4位:ピ 5位:紫 6位:黄
「玉入れ」 1位:黄 2位:白 3位:紫 4位:ピ 5位:緑 6位:赤

得点 黄:50点 紫:40点 白:35点 ピ:35点 緑:35点 赤:30点
難点は、祐巳が緑チームが「下から二番目」と表現したり「黄紫白」を「上位チーム」と表現していることです。
どちらのケースも緑チームは35点で「3位タイ」ですから、「下から二番目」というのはちょっと変です。
祐巳のことですから、「得点ボードをよく見ていない」という可能性はありますが(笑)。

ここからは緑チームと赤チームだけに注目することにします。
「綱引き」は緑チームは無得点、必然的に赤チームも無得点(この時点でこの2チームの順位は入れ替わっていない)。
「棒引き」は、緑チームは4本、赤チームは6本。ここで順位が入れ替わって緑チームが最下位になります。
「百足競争」は、緑が3位(15点)、赤は6位(0点)。緑チームが逆転して5点差で赤チームを上回る。
逆算すると「棒引き」の時点で緑チームは赤チームに10点差つけられていたことになります。
「綱引き」時点では5点リードしていたのですから、「棒引き」では赤チームは緑チームより15点多く得点したことになります。
あれれ???
棒1本に付き5点という予想では10点しか差がありませんから、矛盾してしまいます。
う〜ん・・・というわけであえなく破綻(滅)。
「得点予想」のページがいつまでたっても復活できなかったのは、こんな具合に行き詰まっていたからなのでした。
自分の頭の中だけで行き詰まっていても仕方ないので、コラムで書けば誰かが新しいアイデアを出してくれるかもなどと他力本願してみようかと思った次第です(汗)。

ところで、作者は「玉転がし」で可南子ちゃんに「バスケットボール」を蹴飛ばさせているんですね。可南子ちゃんは中学時代バスケをやっていたわけで、「バスケットボールを蹴飛ばすことに抵抗はなかったのだろうか」とついつい思ってしまいます。なぜ、サッカーボールにしなかったのだろう。リリアンにはサッカー部がないからサッカーボールは無い?
2005/03/11 00:23:14〔投稿者:此花〕
>リリアンにはサッカー部がないからサッカーボールは無い?
なんとなく、バレー部があればバレーボールでもいいと思った(大きさも似ているので)のですが。
バスケットボールの理由・・・蹴りにくさ、からなのかなあ?
2005/03/13 01:34:16〔投稿者:冬紫晴〕
>サッカーボールがない 
2005/03/13 01:36:13〔投稿者:冬紫晴〕
ギャ!ミスった。 サッカーボールがないというのは妙に説得力があって笑ってしまいました。バスケットボールは…微妙にでかくて、かたくて、蹴って転がすにはちょっと大きい気がする…ごくたまに、手で転がしてしまう人がいるから面白い…とか?いや…
2005/03/13 01:44:40〔投稿者:冬紫晴〕
たま〜にドリブルする子がいて、「つくんじゃありません、転がすんです!」「はずんでるだけです、転がしてます!」とか。いや…
2005/03/13 19:43:46〔投稿者:朱夏〕
可南子ちゃんにとってバスケットは、お父さんと夕子さんの想い出と切り離せない関係にあります。それをあえて、思いっきりけっ飛ばしていた可南子ちゃんの心情を考えれば、なかなか良くできた設定だと思うのですが…。
2005/03/16 03:30:03〔投稿者:管理人〕
コメントありがとうございます。
って、「玉転がし」のことばかりじゃないですか(笑)。
実は、「レディ〜」を読んだときバスケットボールに違和感を感じまして、作者がわざわざ選んだのだから「何かの伏線?」と思ったのでした。
バスケットボールなら蹴るより手で転がしたほうがいいような気がします。
2005/03/17 05:18:45〔投稿者:円〕
ちょっと考えてみたのですが、別の解釈の余地があるとすれば棒引きについてでしょうか。
ワトソンさまの「1本5点」という解釈は全チームの合計得点から逆算で求められたものだと思いますが、これってすべての棒がいずれかのチームの得点になった場合ですよね。瞳子と可南子が引っ張り合った棒が赤チームのものになったのは制限時間ぎりぎりでしたから、どこのチームも獲得できない棒もあっても良いと思うのです。
あとは「棒が多いほど高得点」を「棒が多いほど(順位があがりその結果)高得点」と無理矢理解釈して、辻褄を合わせるとか。
でもいずれの解釈でも上手いこと行きません。前者では1本の棒の点数が中途半端になってしまうし、後者では棒引きの合計点数を75点にしないと不自然になるから結果として借り物競走の配点が異常に高くなってしまう。
結局分かりませんでした(笑)
バスケットボールについては今まで全然気づきませんでした。主要球技のなかで一番重いボールだったと思うので、単にそういう理由からだと漠然と思っていました。
2005/03/20 00:16:34〔投稿者:管理人〕
>別の解釈の余地があるとすれば棒引き
そうです。ただ、現在の解釈が一番ぴったりくるので、なかなか他の解釈をしようにもうまくいきません。
競技によっては「同点で順位が同じになる」ことも考えられるのですが、総得点がピッタリあってるものですから、それもなかなかうまくいきません。
もっとも「小説には出てこなかった競技がある」とか、「チーム得点の対象外と思っていた競技に実は何らかの得点がある」とか、そういう可能性もあるんですけどね。
2011/08/02 05:11:28〔投稿者:Marlie〕
Keep on writing and chuggnig away!