入学式の日

由乃さんは具合が悪く休む。

志摩子は聖さまの噂を聞く。

令さまは寝ている由乃さんにロザリオを渡す（スールの儀式）。

聖は、桜吹雪が止んだ瞬間、少女（志摩子）を見つける。

マリア祭の日

志摩子は、「新入生を迎える会」で見た白薔薇さま（聖さま）は「桜の中で出会ったあの人だった」ことを知る。

志摩子は蓉子さまにおメダイをいただく。

「一年生歓迎式」で、オルガンでアヴェ・マリアを披露する祥子さまに、祐巳は一目惚れ。

由乃さんが教室に志摩子を訪ねてくる。

志摩子は、由乃さんにつれられて薔薇の館へ。

志摩子は、蓉子さま（と江利子さま）に山百合会の手伝いを頼まれる。

そこへ聖さまが現れる。

聖は、蓉子（と江利子）と口論になる。

江利子と志摩子が出て行った後、聖と蓉子は、お互いに言いたいことを言い合う。

志摩子は、江利子さまに「自分で結論を出す」ようにいわれる。

聖は（近くの花壇に志摩子がいるのを知りながら）一年生集団のタイを直しているところを、蓉子にとがめられる。

聖が薔薇の館にいると志摩子がやってくる。

聖は志摩子に「山百合会の手伝い」をさせることを決断する。

薔薇の館で聖は蓉子に（志摩子のことで）突っかかる。

校舎の裏手で、聖さまは、カラスに襲われていたゴロンタを助ける。

志摩子は「志摩子」と呼び捨てで呼ばれるようになっていた。

志摩子は、猫（ゴロンタ）にペットフードをやる聖さまに意見する。

聖は「そのときの私は自分に言い聞かせていたのかもしれない」と思う。

聖は、一般の生徒のように長い休みを過ごした。

日の特定はできないが、聖は、蓉子に誘われて祥子の家に遊び行っている。

祥子さまは、「花寺の学園祭」の手伝いをサボる。

体育祭（運動会）の写真の、祐巳の背後に偶然リレー待ちの祥子さまが写る。

聖は「志摩子が祥子の妹に」という噂を耳にした。

聖は、祥子を問いつめる。

志摩子は、聖さまに強引に連れ出される。

志摩子は、聖さまの妹になる（スールの儀式）。

修学旅行の飛行機の中、祥子さまはひたすら薬にたより寝て過ごす。

（祥子さまたちの）修学旅行の写真を、学年の違う祐巳は申し込めず悔しい思いをした。