過去ログ[8]

    スレッド番号 返信数 更新日 タイトルとメッセージの冒頭部分 スレッド投稿者名
    No.446 1 2005/08/01 12:52 管理人(ワトソン)
    No.458 2 2005/08/10 22:56 祥子
    No.448 6 2005/08/12 10:22 朱夏
    No.454 6 2005/08/16 10:32
    No.433 9 2005/08/19 16:27
    No.471 1 2005/08/26 21:45 祥子
    No.474 4 2005/09/11 23:39 管理人(ワトソン)
    No.479 0 2005/10/08 00:31 管理人(ワトソン)
    No.480 1 2005/10/09 19:44 管理人(ワトソン)
    No.485 0 2005/10/12 23:41 管理人(ワトソン)
    No.430 9 2005/11/07 23:07
    No.500 2 2005/11/17 20:36
    No.506 3 2005/11/18 20:46 管理人(ワトソン)
    No.538 17 2005/12/23 18:44 でるもんた・いいじま
     
     
    No.446 【更新報告】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/07/30 02:32
    「薔薇のミルフィーユ」のタイムテーブルを追加しました。
    1か月もかかったわりには・・・(汗)。
    エピソードが重なっていないし、ほとんど小説に書いてある順に時間が経過しているので、面白みもいまひとつです。
     
    -1- No.447 【Re: 更新報告】 投稿者 : 朱夏 : 2005/08/01 12:52
     タイムテーブル作成、お疲れさまでした。
     確かに面白みがないと言えば、そうですね。タイムテーブルを見せていただいて、改めて認識しました。「レイニー」の時のような、錯綜した時の流れが全く見られません。
     逆に言えば、「薔薇のミルフィーユ」巻の読後の印象があっさりしていた理由も分かります。悪く言えば、ストーリーの説明が多く、ひねりが全く無いと言うか…。
    まあそれだけ作者としては、話の本筋を読みとって欲しいという所なんでしょうか。
     
     
    No.458 【おばあさまは3年松組】 投稿者 : 祥子 : 2005/08/09 21:46
    おばあさまの卒業証書をみせてもらいました
    三年松組だった
    私は6年2組
    植物の名前が組の名前はいいなっていうと
    幼稚園の時はそうじゃないとパパ
    確かバラ組だったねとママに聞くと
    そうよ。お花の名前が組というのはおもしろいとの答え
    ふっと思って、ママは幼稚園の時、何組ときくと
    モモクミって
    そこでパパのつっこみ
    じゃあ、ほかに、バラ組、ロース組、シオタン組があったのか
    ママって、おもしろい
     
    -1- No.459 【Re: おばあさまは3年松組】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/08/10 22:41
    私は小中高とずっと数字の組でした。
    B組といったアルファベットも経験ありません。
    正直、代わりばえしなくてつまらないなぁと思ったものです。
    ですが、幼稚園のときは「桃組」だったことを覚えています。他の組がなんだったかは覚えていないのですが。
     
    -2- No.460 【Re: おばあさまは3年松組】 投稿者 : 韓子温 : 2005/08/10 22:56
    通ってた保育園でのクラスが「雪組」とか「月組」とかでしたよ。
    宝塚みたいでしょう。
     
     
    No.448 【「マリみて」今後の展開予想】 投稿者 : 朱夏 : 2005/08/01 12:54
     ごきげんよう。遅まきながら6万ヒットおめでとうございます。
     さて、既刊シリーズを参考に今後の「マリみて」を考えてみると、これから三ヶ月、裕巳達には以下の大きなイベントが目白押しです。そこでこの予定イベントから、簡単に今後の展開を予想してみました。
     これはほんのお遊びですが、これまでの「マリみて」を読んできて私は、今野先生は絶対に、希望の持てる祐巳・祥子の未来を描いてくださると信じています。

     ・12月/25日 :クリスマスパーティー …前年は「いばらの森」で、聖を巡ってひと騒動ありました。しかし、今年は何が起きるのかは全く予測が付きません。ただ、今の祐巳の抱える問題の大きさを思えば、意外と簡単にスルーされるかも。

     ・1月/2〜3日:小笠原邸で「なかきよ合宿」 …たぶん今年もやるでしょう。ただし、聖はもう来ないはず。蓉子も、祐巳に遠慮して来ないかも。そしてまた祐麒・祐巳対、柏木とのバトルがありそうです。さてここで、和服姿の瞳子が現れるかも? その可能性はあると思います、何故なら、リリアンでは祐巳と距離を置いていた瞳子ですが、小笠原邸はどちらかと言えば瞳子のテリトリーです。なので、さほど遠慮する必要がありませんから。 …となると祐麒・祐巳は、ここで小笠原家のお家騒動の実態を知ることに?

     ・1月/末 :山百合会、生徒会長選挙 …祐巳、由乃にとって、いよいよ正念場です。奈々が妹候補である限り、妹のいない由乃には結構厳しい選挙戦になるかも。由乃には聖程のカリスマ性があると思えないですから。またこれまでずっと「山百合会=祥子さま」だった祐巳にとって、これが大きな決意の分岐点になりそう。前年は、志摩子がここでかなり悩んだことはご周知の通り。祐巳が今のままだと、前年の志摩子と同じドツボにはまりそうです。この選挙の日まで、祐巳の妹が決定しているのかが、一つの大きなポイントとなりそうです。

     ・2月/14日 :ヴァレンタインデー …前年は、前、後編に別れていた上、短編で「ショコラとポートレート」まで加わった大イベントとなりました。どうも現新聞部長の真美は、姉の三奈子と同じ事をやりたがらない傾向が見受けられます。しかし、新聞部として何らかのイベントを仕掛けることは予測され、今年もひと騒ぎありそう。去年は傍観していた瞳子の参戦、そして奈々のフライング参加があるかも。また、蔦子・笙子コンビの活躍も期待できそうです。この巻以外は、どうにも重そうなテーマが続きそうなので、このあたり思い切って乃梨子、可南子も加わって、大いに弾けた展開を望みたいです。

     ・3月/上旬 :「卒業生を送る会」「薔薇様のお別れ会」 …ここがおそらく、祐巳・祥子の将来を見越した関係を築くまでの、最後の山場になると予想。また、山百合会一年生の「お別れ会」演目も楽しみ。
     ・3月/中旬 :「卒業式」 …この時点まで祐巳と由乃が、姉との大きな諸問題を引きずっているとは考えられず、一応、穏やかに見送る事になると思う。
     
    -1- No.449 【Re: 「マリみて」今後の展開予想】 投稿者 : 朱夏 : 2005/08/01 12:58
     続けてのカキコ、失礼します。
     さて「『マリみて』の終わり方」について語るのは、どこのBBSでも嫌われる傾向にある様です。ただ、この「マリみてTT」をご覧になってらっしゃる皆様は、かなり「マリみて」を熟読していらっしゃる上に、大人な意見をお持ちの方が多いとお見受けします。なのであえて、以下に私の考えを書かせていただきます。もしお気を悪くされた方がいらしたら。ごめんなさい。

     下記で私が、「祐巳と瞳子とがスールになった時点で『マリみて』は終わるかも」と思ったのは、二つの理由があります。
     一つは、今後のストーリー展開が、非常に力業になりそうな予感がしたこと。…つまり、(1)瞳子が妹になること。(2)祥子の卒業。そして(3)祐巳が薔薇様になること。という三つのイベントが同時に複合的にからみあって、一気に片付けられそうに感じたからです。
     二つ目は、今野先生の気力。
     上記の様な力業をやってしまえば、後を続けるのが結構きついかなと思ったので。

     結論から言って私はずっと、祥子の卒業で、一度「マリみて」は終了した方が良いのではないかと考えておりました。「マリみて」の主人公は、あくまで祐巳です。そして主題はスール制度を通じた人間の成長物語だと考えています。そしてそれは、あくまで祐巳と祥子との関係を基軸に語られて来ました。
     そう考えると、祐巳が薔薇様になった時点で、「マリみて」の最大のテーマが終わったと私は考えます。
     もちろん私も、薔薇様になった祐巳や由乃を見てみたいとは思っています。それはおそらく、過去のリリアンには無かったような、ユニークで楽しい山百合会になるでしょう。また来年度の「マリア祭」で、薔薇様になった祐巳や由乃が、どんな風に新入生から見られるのかも、非常に興味深いところです。もともと「妹属性」の強いキャラ設定だった祐巳、由乃は、蓉子世代の様な超薔薇様にはなれないでしょう。ですから逆に、妹たち下級生に支えられ、あるいは振り回されして、山百合会を運営してゆくお話しは結構面白そうです。

     しかし、ある程度人間的に完成してしまったスーパー祐巳やスーパー由乃が、学園の諸問題を次々に解決してゆくストーリーは、既に当初の「マリみて」の主題から少し外れている様に思えます。ともすれば、今野先生のおっしゃる「『マリア様がみてる』は閉じた時間の中で息づく物語でない」(「いとしき歳月・後編」あとがき、p219)という主旨からも外れかねません。
     確かに、スールも薔薇様も、延々と時代に従って続くわけで、様々なスールを描き続けることは可能です。ですから裕巳達が薔薇様になっても、乃梨子世代の成長物語を書くことは可能でしょう。
     でもそれは、「源氏物語」における「宇治十帖」の様な、別のシリーズになってしまうと私には思えます。
     ですから私は、例え「マリみて」が現在の人気を保ち続け、今野先生の気力・アイデアが続いたたとしても、とりあえず祥子の卒業で一度「マリみて」を終了して欲しいと思ったのです。それでも、その後のお話しが続くならば、別シリーズとして再スタートすれば良いのです。例えは何ですけど、あの「ガンダム」が、そうして何世代も続いて来たように。

     まあこれについては、私が勝手に思っているだけのことです。それに、まだまだずっと先の話だし。現在のお話しの流れでも、上記のように祥子の卒業までは、少なくとも6〜7巻は続くでしょう。これだけでも短編を含めれば、現在の刊行ペースだと、あと2年は続く勘定になりますね。
     長々のカキコ、失礼いたしました。
     
    -2- No.450 【Re: 「マリみて」今後の展開予想】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/08/01 18:51
    うーむ。個人的には、現2年生世代がすべて人間的に完成しているとは思えないんですよ。

    まず、祐巳は既に完成していると言っていいでしょうね。ちょうど、「セーラームーン」シリーズの最初の3年間のうさぎちゃんと重なるものがあります。(それを嫌って4年目はちびうさを主役に据えたけど、オウム真理教報道のあおりもあって視聴率は下降線。)

    で、問題は志摩子と由乃です。

    志摩子については、「自分の人生をどう生きるか」という問題を既に俎上に乗せてしまっています(ミルフィーユの中でも出ています)ので、最低でも志摩子の卒業までは書ききるでしょう。マリみての原点が無印ではなく「銀杏の中の桜」だということからしても、そちらのほうが自然なように思います。

    由乃は、ミルフィーユを読む限りでは、祥子×祐巳では描くことのできなかった物語を由乃×菜々で書きたい、という意図を強く感じました。つまり、「見栄を張っているけど本当は心身ともに弱い姉」がタフな妹に突き上げられていくという描写です。(今までに祥子視点の話って、祐巳が修学旅行で不在の時の小咄しかないですよね。)
    その前触れとして、由乃にとって菜々初対面のシーンは、無印での祥子にとっての祐巳初対面の場面と重なりますし、私服のコーディネートが祐巳に似ているのも恣意が感じられます。菜々は「祥子に対してのしっかり者の祐麒」のような役回りも同時にこなすように思います。

    というわけで、来年度は「瞳子が祐巳に心を開いていく」「志摩子が進路に迷う」「由乃が菜々に突き上げられて成長する」の3本立てを期待したいです。
     
    -3- No.451 【Re: 「マリみて」今後の展開予想】 投稿者 : はちかづき : 2005/08/02 12:15
    あー、気力の問題か、非常に説得力あります。でも僕としてはここで終わってほしくないです。
    何でかっていいますと、マリみての特異性は、スール制度の連なりであらわされる世代の連続性と、姉が妹であり妹が姉であるという立場の変化・2重性だと僕は思ってるからです。数ある学園物の中でも継続する時間をこれほど明確に描いたものはまれかと。
    そういった受け継がれる物語としてマリみてを眺めたとき、ロザリオが祐巳の妹の手にあるうちはまだ祐巳の物語は続いていると言えるんじゃないかと。結末にふさわしいのは、紅薔薇様になった祐巳が、瞳子がその妹にロザリオを継がせるのを見届けた時なんじゃないかと。そしてまた、かつて1年生・妹であった祐巳を3年生・姉としてリリアンを描きなおすことでそれまで見えなかったものが見えるようになり、物語の厚みが増すのではないかと。
    具体的に言うなら、一年生視点で「薔薇様ってすごい」とか言っているのを読んで「いやいやここまで来るのは大変だったんだから」なんて思ったり、3年生視点で苦労したり心配したりするのを読んで「旧三薔薇様もこんな気持ちだったのかもね」なんて思ったりしたいわけです。
    喩えシリーズで言うなら「エピソードⅢを見てから見直す旧三部作のダース・ベイダー」といったところです。悪の権化のように見えていたベイダー卿に、かつて挫折した若者の姿が2重映しになって哀愁を感じるんですが、その逆ベクトルですね。

    それにマリみてはけして祐巳「だけ」の物語じゃありません。リリアンの社会システム自体の独創性が非常に高いわけで、どのキャラで物語を作ってもきっと面白いものになるでしょう。BBSのミルフィユ関連の所にも書きましたけど、可南子中心なんてのも近すぎず遠すぎずの絶妙なポジションだと思うんですけど、どうでしょかね?
     
    -4- No.452 【Re: 「マリみて」今後の展開予想】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/08/05 01:17
    マリみてはすでに21巻。祥子さまの卒業までだとしても、あと数巻は必要でしょう。かなり長いシリーズといえます。
    もし、メインの主人公を祐巳から瞳子ちゃん(仮)にかえて継続するとなると、さらに十数巻以上は続きそうです。
    その場合は「マリア様がみてるII」として仕切り直しした方がいいかも。
    主人公を祐巳のまま祐巳の卒業まで続けるのは・・・どうなのかなぁ。祥子さまがいないのはどうも・・・。
    いったん終わりにして「マリみて外伝」(リリアンが舞台だが山百合会やスールにこだわらない)シリーズというのもありだと思う。
    あるいは、時間を十年ぐらい経過させてみるとか。(例えば蓉子さまがリリアンで教師をしてるとか、令さまが体育教師になっているとか)

    何にしても、「祥子さまの卒業」までまだまだかかりそうです(最低でも三巻ぐらい?)。
     
    -5- No.457 【Re: 「マリみて」今後の展開予想】 投稿者 : 韓子温 : 2005/08/07 22:37
    「マリみてのおわり」については一度ならず考えたことがあります。

    皆様のご意見を拝見してどれももっともだと思いますので、「マリみては閉じた時間の中で息づく物語ではない」というのに絡めて。

    感覚的になりますが、
    「閉じた時間ではない」というのは、ただ一本の時間軸が存在するのみであるという事であり、同時に、この同じ時間軸の中で、いつでも、同じような少女たちの営みが繰り返されている、という含みがあるように思われます。これは明治34年から現在・未来にかけてという事で、「降誕祭の奇跡」や「図書館の本」にあるように、少女たちの営みは同じだという事です。
    個々の少女たちをクローズアップすればともかく、リリアン女学園というものをみたとき、発展しないもの、不変的な物と云う事ではないでしょうか。
    青虫が脱皮を繰り返して成長しさなぎになり蝶となるように、一年生は人間的成長を繰り返し三年生となって卒業していきます。毎年蝶は飛んでいますが去年の蝶はどこにもいないように、同じ一年生は二度と入学してきません。つまり、未熟な一年生が脱皮を繰り返し成熟した薔薇さまに為るというのは常にあることで、祐巳も由乃もそのことを避けられないのです。
    そしてこの「マリみて」が祐巳と祥子という二匹の蝶のお話であるならば、さなぎから羽化して蝶となる祐巳は描かれざるを得ないのだと思います。
    喩えて言うなら、リリアンらしくはありませんが、輪廻の輪のような『閉じた時間』。それが、逆説的に、「閉じられた時間ではない」という事なのだと思います。

    要領を得ない話でしたが、「マリみてのおわり」に話を戻すと、
    祐巳が卒業したのち、翌年は瞳子も卒業し、また瞳子の妹も卒業するであろうという「永遠の変化」と、薔薇のつぼみ(おそらく瞳子やその妹)は必ず薔薇さまと為るであろうという「永遠の不変」を暗示するような、そんなエンディングではないかと予想します。
    勿論これは祐巳の三年生を描くことが前提ですが。

    妄想じみてますし、自分でも整理し切れないところなので、御感想、ご批判を宜しくお願いします。
     
    -6- No.463 【Re: 「マリみて」今後の展開予想】 投稿者 : はちかづき : 2005/08/12 10:22
    「変わるもの」と「変わらないもの」
    これって学園ものというジャンルが抱える大テーマですよね。
    主要な要素としては
    ①個々の生徒に訪れる卒業という不可逆の変化と変わらず続いていく学校という空間
    ②それぞれの卒業後の進路と学校で培った友情・思い出
    ③いつか訪れる変化と変わらぬ日常
    といったところですか。

    ①はマリみてではかなり強められてますね。普通の学園ものではあんまり表に出てこない対比だと思うんですけど。長い伝統や受け継がれるロザリオに象徴される継続する時間と、妹が薔薇になり蕾が薔薇になるといったことにあらわされる繰り返される時間、これらによって生徒たちが入れ替わっても変わらず続いていく学校という空間が強調されています。
    ②は学園ものでは一番よく扱われているタイプだと思いますが、いとしき歳月で消化されてます。
    それで③なんですが、学園ものをふくむジュブナイルってジャンルには独特の無時間性があります。昨日も今日も明日も同じように楽しくて、それがいつまでも続いていくんだと無邪気に信じている。そういった感覚も学園ものの魅力のひとつです。ところがマリみてにはこれがありません。①では学校の空間の不変性を強調していた妹が姉に、蕾が薔薇にというリリアンの制度が③では生徒たちの学園生活における変化を強調しています。このように無時間性が廃されていることを指して、「閉じた時間ではない」と言ってるんじゃないでしょうか。

    この辺の学園ものに流れる時間のほか、学校のもつ異世界性も強調されてますし、マリみては学園ものってジャンルに自覚的な作品だなーと思います。
     
     
    No.454 【1st Anniversary】 投稿者 : : 2005/08/07 00:00
    マリみてTT1周年おめでとうございます。暫定公開からだと昨日で1周年ですが、こういうものは一般公開からカウントするということで良いのでしょうか。

    こちらへは日参りして、コンテンツを利用したりコラムを読ませて頂いています。
    今改めて思うのは、他のデータと比べてTTは解釈が入らざるを得ない分、扱うのが難しいということです。そのTTを扱い、維持してきたワトソンさまには感嘆しています。

    これからもお邪魔するつもりでいるのでよろしくお願いします。それでは、マリみてTTの一層の発展を願って。
     
    -1- No.455 【Re: 1st Anniversary】 投稿者 : Gash : 2005/08/07 00:18
    オープン1周年おめでとうございます。
    私はいつからお邪魔してたんでしょうか。
    いつも大変お世話になっておりますm(_ _)m

    たまには小噺もサクッと・・・(笑)
    楽しみにしてます^^

    ではでは。これからも楽しませてくださいネ。
     
    -2- No.456 【Re: 1st Anniversary】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/08/07 02:32
    円さま、Gashさま、ありがとうございます。

    おかげさまで、とりあえず1年間無事過ごせました(笑)。
    特に、一周年記念のような企画はありませんが、代わりに「温室の妖精」のタイムテーブルを追加しました。
    初年度、学園祭前日の温室の様子を想像してみると、なかなか面白いです。
     
    -3- No.461 【Re: 1st Anniversary】 投稿者 : いわし : 2005/08/11 11:36
    久しぶりの書き込みになってしまいました…一周年おめでとうございます。
    もうそんなになりますか、自分は確かカウンタの6番を踏んだんだったような。
    タイムテーブルは見る事自体も楽しいですが、
    ちょっとした事実確認をしたい時にも非常に役に立ちますね。

    温室の妖精のタイムテーブルも早速見させていただきましたが…
    これを本タイムテーブルに統合すると、なるほど面白そうです
     
    -4- No.462 【Re: 1st Anniversary】 投稿者 : はちかづき : 2005/08/12 10:19
    遅くなってしまいましたが、1周年おめでとうございます。
    いつも楽しく拝見させていただいております。
    とくにTTはいかにもしちめんどくさそうで毎度感嘆しています。
    これからも無理せず続けていって下さい。
     
    -5- No.464 【Re: 1st Anniversary】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/08/13 00:32
    いわしさま、はちかづきさま、ありがとうございます。

    タイムテーブルの更新で、毎回、困っていることがあります。
    それはキャラの敬称です。
    始めるにあたって、選択肢は3つありました。
     1 対象となるエピソードの視点を基準にする。
     2 すべて、祐巳視点を基準にする。
     3 敬称を付けない。
    「1」は、大変そうだったのでやめました。
    「3」は、楽ですが、マリみての雰囲気ではないのでさけました。
    で、「原則として祐巳視点を基準」にしたわけですが、結果として、今回の「温室の妖精」の様に「祐巳が登場しない」場合、どうするか毎回悩むのです。
    「皐月さん」としてしまうのはやはり不自然でしたかねぇ。
    やっぱり「3」にしておけばよかったのかなぁ。
    でも、祥子さまを「祥子」などとはとても書けなかったんですよ(←書いてるじゃん 笑)。
     
    -6- No.468 【Re: 1st Anniversary】 投稿者 : いわし : 2005/08/16 10:32
    ごきげんよう
    祐巳視点を基準にすると「図書館の本」は大変な事になりますが
    だからこその「原則として」なんでしょうね。

    祥子さまを「祥子」などとはとても書けなかったんですよ
    非常に分かります。
    自分はいつのまにか敬称をとって書いてしまう事もありますが
    そのあと気付いて直そうか悩みます。

    祐巳視点に揃えるというのは複数のエピソードが絡み合う事もある
    タイムテーブルにおいて、結構よい方法なのではないでしょうか
     
     
    No.433 【6万】 投稿者 : : 2005/07/21 04:32
    6万アクセスおめでとうございます。
    お忙しいようで新刊のTT(温室の妖精も?)を作成するのも大変だとは思いますが、気長に待っていますので。
    そういえばもうすぐマリみてTT1周年ですね。
     
    -1- No.434 【Re: 6万】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/07/21 22:20
    6万アクセス
    ありがとうございます。

    今月は新刊があったためか、発売日からしばらくはいつもの1.5〜2倍のアクセスがありました。
    にもかかわらず、その間、あまり更新できなかったので申し訳ない気持ちです。

    新刊のTT
    実のところ、日が特定できない日が多いので手間取っていまして、しばらく棚上げしていました。

    現在、期末試験の日数が知りたいと思っているところです。
    薔薇のミルフィーユ126ページで、二日目「英語グラマー、数学、宗教」とあるので、一日、三教科ずつであることがわかります。
    科目を予想すると・・・
     国語(現国の他に古文があるかも)
     英語(グラマーの他に、もうひとつあると思われる)
     数学
     理科(1〜2科目くらい)
     社会(1〜2科目くらい)
     宗教
    129ページで「期末試験は科目が多い」とありますので、中間試験よりも多いはずですが、上記の科目だけだと中間試験とあまり変わらないように思います。(宗教は期末だけかもしれません)
    もしかしたら、美術や音楽の試験もあるかもしれません(私がかつて通った高校では無かったと記憶しています)。
    あるいは、保健体育もあるかもしれません。
    最低三日間と思われますが、四日間の可能性があります。
    もっとも、これがわかったところで、日の特定はあまりできません。
    二学期は9、10月はぎゅうぎゅう詰めなのに、11、12月はすかすかでして、エピソードが重なっていません。今回の三話構成も文庫に載っている順に時間が経過しています。

    その他の状況証拠としては・・・
     期末試験は土曜日に終わり、試験休みは日曜から始まる(推測)
     遊園地デートは試験休み期間中の平日
     試験休みがあけると終業式の日が一日あるだけ(推測)
     二学期終業式は12/25(月曜日)頃(推測)
    と、考えています。
     
    -2- No.435 【Re: 期末試験】 投稿者 : : 2005/07/24 03:46
    期末試験中が分かる描写はほとんど「いばらの森」にしかありませんが、日数については4日以上だと思います。(15頁「今日も」など)初年度と2年目で違っているならばどうしようもありませんが。

    科目については他には家庭科ぐらいしか思いつきません。最近、情報が高校必修科目になりましたがマリみて世界には存在しなさそうですし。
    社会は地歴から2つ、公民から1つで最大3つといったところでしょうか。理科については、私立高校出身の知り合いで物理、生物、化学、地学全て学ばされたという人もいるので最大で4つ(但し非常に稀)ですね。
    本文で気になったのは数学がIIとBに分けられていないことです。ひょっとしてIIしか履修していないということでしょうか。

    まとめると科目数は10〜14ぐらいのような気がします。でも科目数が分かったとしても2教科しかない日があるかもしれないので、結局日数は分からないんですが。
     
    -3- No.443 【Re: 6万】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/07/26 13:10
    試験科目は学習指導要領の区分通りとは限りませんよ。

    まず、英語の指導要領には、文法に特化した科目はありません。おそらく、学校独自に英語のコマ数を標準より増やして、文法と長文との複線授業を行い、両方の試験を行って合計点で単位を認定、という形でしょう。

    現在の指導要領(現高3から適用)はまだ確認していませんが、その1つ前の指導要領だと、英語I、英語II、リーディング、ライティング、オーラルコミュニケーションA、同B、同Cとなっています。その前は英語I、II、IIa(会話)、IIb(読み)、IIc(書き)です。今野先生はおそらくさらに1つ前の指導要領の世代です。

    次に数学ですが、大学進学希望者が多い学校ですから、国公立大学に必須の数学Bを履修していないとは考えにくいです。「数学」の1コマでIIとBの両方の試験を行うのか、あるいはIIの教科書はすでに終わっていてBのみの試験なのか(模擬試験等のことを考えると前者の可能性が高そう)、どちらかでしょう。

    理科は2年生時点では2〜3科目選択というのが妥当でしょう。もし4科目全部やるとしたら週1コマ×4の授業ですから(さすがに理科だけで週8コマも開講はできない)、試験は1科目30分程度になると考えられます。
     
    -4- No.444 【Re: 6万】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/07/26 13:23
    ついでに、体育についても。
    今の指導要領の体育で、女子も武道は必修なのでしょうか? 武道は剣道・柔道・相撲から選択ということになっていたと思いますが、女子に相撲はほぼありえないし、柔道に関する記述は全くないし……リリアンでは剣道が1年次に必修、と仮定すれば、レイニー〜パラソルで剣道部に新入生が大量入部したことの辻褄も合います。
    #でもさすがに、有段者が部長と令さましかいないという状況は無理がある。
    #2年生が誰も初段を取れないというのはちょっと…

    ふと、私が高1のときのことを思い出して、こんなことを書いています。剣道の授業をサボりまくって「出席時間数不足で単位がヤバいぞ」と担任に警告されていた人がいたんです。
     
    -5- No.465 【Re: 6万】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/08/14 10:43
    んと、剣道のことで少し調べたのでメモ。

    令が剣道二段だという記述がどこかにあったと思いますが、段位についての規定です。
    http://www.kendo.or.jp/event/judgment/rule1.html

    原則:初段=中2以上、二段=初段から1年以上、三段=二段から2年以上。
    つまり、最低でも高二にならないと三段は取れません。令が二段というのも、まあ順当です。

    英才への特例措置:二段=初段から3ヶ月、三段=二段から1年以上。
    最速で中3の夏に二段です。
    ひょっとして今野先生、菜々が三段を持ってるという設定を出してくるかも(笑) それは無茶だとしても、「令と同じ二段」は充分ありそう…。
     
    -6- No.466 【Re: 6万】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/08/14 12:49
    英才への特例措置:二段=初段から3ヶ月、三段=二段から1年以上。
    最速で中3の夏に二段です。
    すいません、計算間違ってますね。最速で中3の夏に三段です。
     
    -7- No.467 【Re: 6万】 投稿者 : いわし : 2005/08/16 10:24
    ごきげんよう。
    リリアンの必修についてですが、黄薔薇革命での祐巳の剣道知識の無さや
    祥子さまとの会話を考えると1年次剣道必修はなさそうな気が。
    代わりにといっては何ですがダンスの授業とかあるみたいですね二年生からは。
    体育の一環でやるのかもしれませんがリリアンの授業は
    他とは別物と考えた方がいいのかもしれません…
    …ダンスを学ぶ学校が存在するのかどうかとか
    まったく知らないで書いていますが(^^;

    余談ですが自分は物理、生物、化学、地学を学ばされたクチだったりします
    高校3年間をかけて1年に1、2科目ですね
     
    -8- No.469 【Re: 6万】 投稿者 : 韓子温 : 2005/08/17 18:21
    剣道やってた者として一言云うと、初段二段ってわりと取るの楽なんです。経験があればまず初段は落とさないし、少し真面目にやれば大概二段は取れます。
    つまずく人は三段からですね。

    ダンスはやったこと無いのでサッパリわかりません。
     
    -9- No.470 【Re: 6万】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/08/19 16:27
    ごきげんよう、子温さん。
     私の学校でも、男子の剣道の授業で、全員に「初段を取らないか」というおさそいがありました。女子も剣道をやっていたはずですが、そのときは女友達がいなかったので、わかりません。
     ダンスは、私の学校でも女子は習っていましたし、指導要領にもダンスの項目があります。
     
     
    No.471 【薔薇様】 投稿者 : 祥子 : 2005/08/26 00:29
    今、旅行から帰ってきました
    ちょうど台風にあたって大変でした
    おばあさま、ママや私は車の中で寝ていたからいいけど
    運転手さんはお気の毒だったと思います
    家につくとパパが今度の台風はマーワといって
    薔薇という意味だって教えてくれました
    紅黄白のどれだったのかしら
    なんとなく黄と思うのは私だけ
     
    -1- No.472 【Re: 薔薇様】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/08/26 21:45
    台風
    私の住んでる地域は特に被害はありませんでしたが、報道によるとあちこちに被害がでたようですね。

    マーワといって薔薇という意味
    マレーシア語だそうで。

    なんとなく黄
    確かに!(笑)
    台風のイメージは黄薔薇・・・というよりは由乃さん?
     
     
    No.474 【コバルト「ロマン大賞」佳作作品】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/09/10 00:10
    こんにちは、ワトソンです。
    いろいろ忙しくマリみてTTの更新滞っています(まあ、新刊か新作が発表されない限り更新の必要性もないのですが・・・汗)。

    ちょっと、マリみての話題ではないのですが・・・
    マリみてファンのかたなら、雑誌コバルト8月号を購入された方も多いと思います。
    (「温室の妖精」が掲載されている号です)
    その号には「ロマン大賞」の結果発表が載っていて、友桐夏さんの「ガールズレビューステイ」という作品が佳作に選ばれています。そのページの「あらすじ」を読んで、私は「読んでみたいなぁ」と思っていました。
    で、今月、その作品が改題+加筆修正されてコバルト文庫「白い花の舞い散る時間」として発売されました。

    Webコバルトの特集ページはこちら↓
    http://cobalt.shueisha.co.jp/debut2005/intro/tomogiri/index.html
    コバルト編集部もかなり押している感じです(笑)。

    タイトルの印象が薄い(改題前も改題後も)ので店頭で見てもすぐには気付かなかったのですが、あらすじはしっかり覚えていたのですぐに思い出しました。
    というわけで購入して読んでみました。

    なかなか面白かったです。ミステリーとして、いい線いってるんじゃないかと思います。
    読み始めは「文章がまだ素人っぽいところがあるかな」とも思いましたが、すぐにストーリーに引き込まれてしまい気になりませんでした。
    ラストの種明かしはなかなかのもので、「意外すぎてついていけない読者もいるかな〜」と思いつつ私は、さらに「最後にもうひとひねり」とか期待してしまいました。ですが、これ以上ひねるとコバルト向きではなくなってしまうのでしょう。

    とりあえず、一読の価値ありです。
    (念のため書いておきますが、恋愛ものではありません)
     
    -1- No.475 【Re: コバルト「ロマン大賞」佳作作品】 投稿者 : いわし : 2005/09/10 17:16
    こんにちは、お久しぶりです。
    自分も気になっていたんですよ「白い花の舞い散る時間」。
    珍しくマリみて以外のコバルト文庫を買おうか検討しました。
    (マリみて以外に持っているのはとりかえばやの「ざ・ちぇんじ!」のみです)

    たぶんコバルト編集部のプッシュのおかげだったんでしょう、
    書店で見た時強い印象を受けました。
    ご存知かもしれませんが、作者の友桐夏先生はWebコバルトのラジオにも
    登場なさっているので、お聴きになってみてはいかがでしょうか。
    自分も買うことをついさっき決めたので、読み終わったら聴いてみたいと思います
     
    -2- No.476 【Re: コバルト「ロマン大賞」佳作作品】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/09/10 20:44
    コバルト編集部のプッシュのおかげだったんでしょう
    新人をプッシュするのはおそらく当たり前のことなんでしょうね。
    でなかったら、そもそも文庫にしないでしょう(笑)。

    書店で見た時強い印象を受けました
    表紙イラストはかなりいいですよね。
    ですが、読後に改めて表紙を見なおすと、まったく印象が変わります(理由は読んでのお楽しみ)。

    Webコバルトのラジオ
    聴いてみました。
    読む前に聴いてもまったく問題ありません。内容については「ミステリ小説であること」ぐらいしかいっていません。
     
    -3- No.477 【Re: コバルト「ロマン大賞」佳作作品】 投稿者 : はちかづき : 2005/09/10 22:56
    BBSではマリみて以外の本の話題ももっとあっていいでしょうね。

    「白い花の舞い散る時間」ですが、読者を引っ張っていく力が大変強い作品でした。地力のありそうな作家さんなので今後が楽しみです。
    ただ後半はどうも。やりたいことがたくさんあるのはわかりますけど、もうちょっと自分と作品を制御できなかったものか。もっとストイックに。
     
    -4- No.478 【Re: コバルト「ロマン大賞」佳作作品】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/09/11 23:39
    はちかづきさま
    やりたいことがたくさんあるのはわかりますけど、
    もうちょっと自分と作品を制御できなかったものか
    確かに、そういう印象はあります。
    展開に無理があるのでは・・・とか、ラスト近くで読者を置き去りにしてはいないか・・・とか。脇役の行動が納得しにくい・・・とか、重要な謎であったはずの「ひとり足りない」に必然性があっただろうか・・・とか。
    ただ、逆に「よくまとまっている」とか「完成度が高い」等の評価は「新人に対してはむしろマイナスの評価」と(私の気持ちとしては)思っています。
    デビューしたばかりなのですから、エネルギーがあふれているような作品(それによる多少の破綻はかまいません)を期待したいです。
     
     
    No.479 【コミック百合姫 Vol.2】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/10/08 00:31
    マリみて以外の話題が続きますが、「コミック百合姫vol.2」の画像が「まんが王倶楽部」で公開されました。
    例によってひびきさんのイラストです。
    http://www.mangaoh.co.jp/php/data_product.php?i_prd_code=108936
    いつもより大きい画像です(笑)。
     
     
    No.480 【次回のコラムについて】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/10/09 17:47
    こんにちは。
    「マリみてTT」の更新を実質2カ月も放置してしまっているワトソンです。

    「TT」のほうは新作次第ですが、コラムのほうもずっとサボってしまい、某所で「更新が止まっているので残念」とまで言われてしまいました(滅)。
    「残念」と言っていただけるのは、それだけ楽しみにしていただいているということですので、たいへん嬉しいことです。
    ただ、ここのコラムは「マリみて」(それも原作である小説版)に関することのみという制約を、自分で課してしまっているので、ネタが無くなると書けなくなるんです(涙)。
    じゃあ、「いまは書くネタがひとつも無い」のか。
    実は、ずっと暖めているネタがひとつあるのですが、いろいろ微妙な問題もあり完成に至っていません。
    そのネタは何度も完成を先送りしているものでして、次の更新こそこれをアップしようなどと決めてしまい、結果的に長期間放置状態に至っております(汗)。

    なんて大げさなことを書くと「いったいどんな凄いネタなんだろう?」などと期待されてしまうかもしれませんが、まあ、それほどのネタではないので(笑)。単に、私の専門外の知識を必要とするネタなので、なかなか書き上がらないだけです。

    以上、言い訳でした(汗)。
    次回のコラムはもうしばらくお待ちくださいませ(がんばりますので)。
     
    -1- No.481 【Re: 次回のコラムについて】 投稿者 : クロスちゃんねる : 2005/10/09 19:44
    クロスちゃんねると申します。
    某所においてコラムの更新のおねだりというか暴言を吐いてしまった張本人です(汗)
    わたしは一度も掲示板に足跡を残した事はありませんが、マリみてTTがつくられた当初からコンテンツを拝見してました。
    コラムの性格からして定期更新が難しいと思いつつ、ファンの一人として目から鱗のコラムを期待してしまうのです。

    愛あればこその暴走。ご無礼をお許しくださいませ。
     
     
    No.485 【夢の宮 〜遥けき恋文〜】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/10/12 23:41
    今月、今野緒雪さんの新刊「夢の宮 〜遥けき恋文〜」が発売されました。
    今回の新刊にあわせて、Webコバルトでは、特集ページが組まれています。
    「Webコバルト」
    http://cobalt.shueisha.co.jp/
    「夢の宮〜遥けき恋文〜」特集ページ
    http://cobalt.shueisha.co.jp/osusume/yumenomiya/index2.html

    「マリみて」からファンになった読者の多くは「夢の宮シリーズ」のことは「気になっていたけれどなかなか手が出せない」という状態だったと思います。
    私もそうです。
    とにかく巻数が多いし、書店でもあまり見かけたことがありません。ネット通販か取り寄せ以外、なかなか手に入らないのではないかと思います。
    そういうわけで、私もいままで読まずにいました。

    今回、「Webコバルトの特集ページ」の「担当編集のオススメポイント」にある一文
     『どの巻からでも楽しめるので、未読の人もぜひ読んでね!』
    が、私の背中を押しました。
    さらに、たまたま寄った書店に一冊だけあった(残っていた)ことも幸運でした。
    迷っている猶予はなかったのです(笑)。

    というわけで、購入し、先ほど(二回めを)読了しました。
    「特集ページ」の一文(↑)には嘘偽りはありませんでした(笑)。
    本当に独立して読めます。
    そもそもこのシリーズはどの巻も独立して読めるみたいですね(上巻下巻に分かれているのは別にして)。

    読んだ感想はというと、とっても面白かったですよ〜。当然ですが、やっぱり今野先生の文章です。
    二回読んだと書きましたが、一回目と二回目の楽しさはまったく違います。
    これ以上、ネタばれは書きませんが・・・・う〜ん・・・書きたい(笑)。でも、我慢。
    なにはともあれオススメですので、みなさんもぜひ購入して読んでみてください。
    この書き込みで、読んでみようと思われたかたは、これ以上「検索などして感想を読む」ことはしないことをおすすめします。
    ネタバレしてしまうと・・・(こんな忠告自体、ある種の先入観のもとになってしまうのですが)。

    さて、シリーズは全部で19巻。過去の18巻に手を出そうかどうしようか・・・
    独立して読めるのものなら、無理して一度に集めようとすることもないですね。読む順番もさほど気にする必要はないようですし。
     
     
    No.430 【作者の憑依と置いてけぼり】 投稿者 : : 2005/07/18 05:06
    こんにちは。
    ずいぶん前に「レディ、GO!」の20頁末から21頁冒頭の視点について、祐巳視点か否かというような書き込みをさせて頂きました。
    柏木さんの行動について既刊を見直していたところ、同じような箇所を見つけました。無印の225頁ですが、祐巳が立ち去った後については伝聞という形になっています。しかし事細かすぎるし、誰から聞いたかも定かではないので、神の視点を持つ作者から祐巳への伝聞のように感じます。あるいは作者としての祐巳による自分から自分への伝聞といった方が近いかもしれません。
    ということで「レディ、GO!」の部分も、作者が祐巳と同化し、祐巳が神の視点を持ってしまったがため、本来見えない物が見えてしまったように思えてきました。
     
    -1- No.431 【Re: 作者の憑依と置いてけぼり】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/07/20 00:31
    無印の225頁ですが、祐巳が立ち去った後については伝聞
    なるほど、文章は伝聞の形ですが、事実上の「祐巳に置いていかれた作者」視点のようですね。
    でも、「追いかける気も失せたという」のは、伝聞としても「柏木氏」からの伝聞でないとつじつまが合いませんね。
    ずーっと何年も後に柏木氏が祐巳に「あのときはこういう気持ちだった」と打ち明けた(あるいは世間話)という感じです。
    ああ、そうか。やはりこの時点では、作者が視点を代行(笑)しているのだから、「作者が柏木氏から聞いた」伝聞ということになりますね。
    小説で「その時点では、わかるはずのないこと」を書く必要があるときに、こういう「未来から過去を書いてるような伝聞」の形にするのは、小説の手法のひとつなのかもしれません。
    それと、それまで視点だったキャラが「その場を去る(走り去る)」というような場合は、視点だけ置いてけぼりというのは、「むしろ自然な演出なのかも」という気もしてきました。そうでないと、走り去った後の状況を読者に伝えるのが難しくなります。
     
    -2- No.432 【Re: 作者の憑依と置いてけぼり】 投稿者 : 韓子温 : 2005/07/20 13:51
    ごきげんよう。

    お話を聞いてみて自分でも少し考えてみました。
    その事について思ったことを書いてみます。
    「無印」と「レディGO!」どちらも、伝聞ではなく、あくまで作者視点と解釈しました。 
    これは、例えば、古文で最後に作者の主観が書いてある、様な感じの「付け足し」的なものです。
    ここで「なぜ作者視点なのに祐巳の話し言葉で書かれているか」を考えると、これは「作者が直前までの祐巳の文体の真似をして書いた」と、そう考えられます。
    皆様のご意見はいかがでしょうか。

    蛇足ですが、この所作者視点の書き方と祐巳視点の書き方が極めて近くなっている気がします。作者視点の書き方が変化しているんですね。たぶん。
     
    -3- No.482 【Re: 作者の憑依と置いてけぼり】 投稿者 : くりくりまろん : 2005/10/09 20:24 :
    ごきげんよう。

    前の部分との連続性を重視すれば作者が祐巳と同化したと取れますし、逆に、文体の真似をしているのみという取り方もできますね。
    「視点だけの置いてけぼり」は、客観的な事実を述べるにあたって視点を残しておくのは読者にとって親しみがわき、感情移入がしやすくなる書き方だと思います。
    また、同じ祐巳視点でも地の文と祐巳の独白がほとんど混交されていると言ってよいくらいに近接しているところもあって、もたらす効果は「直前までの祐巳の文体を真似をして書いた」というのと通じるところがあります。(「レイニーブルー」のラストなど。)

    …ところでスレッドの趣旨とずれていて恐縮なのですが少し思いついたことを。祐巳の判断・考えが述べられているという形を取りながら、マリみての中の事実が、祐巳を通して表現されていると感じられるところがあります。これも少し違った意味で「作者が憑依」していると言えるのではないかと。
    例えば「妹オーディション」95頁
    「可南子ちゃんにとって、お姉さまと呼べる人がいるとしたら、それはこの世で夕子さんだけなのかもしれない。――祐巳は、そう思った。」
    マリみてでは可南子と夕子のような関係を(も)「姉妹」と言いますよ、と所与の事実として作者側から述べているように感じるわけです。
    これに近いものとして、「涼風さつさつ」で祐巳が可南子に語っている
    「私だって、この学校が好きだからずっとこの時間の中にいたいと思うけど。」
    …など、作品からのメッセージが感じられるところがあります。
     
    -4- No.483 【Re: 作者の憑依と置いてけぼり】 投稿者 : 朱夏 : 2005/10/10 10:07
    どの文学作品にも、その物語ベースに作者視点という通底流があります。で、私がいつも感じるのは、「マリみて」とは作者=祐巳によって、過去の回想として書かれた様に見えることです。
    それゆえにしばしばみられる、祐巳視点と作者視点との混在(=作者が憑依)という現象も、違和感なく読者に受け入れられるのではないでしょうか。
    端的に言えば、どの刊でも必ず同じ冒頭の記述。「『ごきげんよう』・・・さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。・・・時代は移り変わり・・・と言う仕組みが未だに残っている貴重な学園である」は、いったい誰の見解か?
    ここにはリリアン女学園の沿革が簡潔に語られていますが、同時に、学校に対するややシニカルな見解も含まれています。これはリリアン女学園に対する世間一般の見解と言うより、むしろ母校に愛着があるが故の、卒業生(=祐巳)ならではの述懐かと感じるのです。
    この観点に立って「マリみて」を見ると、「祥子視点」「瞳子視点」が極端に少ないのも、なんとなく納得がゆきます。つまりそれは、物語の技術論を抜きにしても、「作者にとって記述しにくい相手」だったという見方が出来る訳です。

    では、全く祐巳との接点がなかった「静かなる夜のまぼろし」「温室の妖精」「チョコレートコート」等のエピソードはどうか?
    これも後から事実を知った祐巳が、リリアンを卒業した後にこの物語を書いた、という見方が出来ます。またそう考えて読むと、改めて深い感慨がわいてきます。
    ただ、この見方には全く根拠がありません。
    「マリみて」の著者は、リリアンのこと、山百合会のことを詳しく知っている人物だったら誰でも良い訳です。となれば、在学中にずっと祐巳のことだけを見つめていた人物の可能性もあります。「マリみて」の最期の最後のオチに、この物語の作者は、実は瞳子でしたってのも面白いかな・・・なんて、私の勝手な妄想ですけどね。(笑)

    作品からのメッセージが感じられる

    物語を通して語られる、作者からの読者へのメッセージ。・・・つまり、メタ・メッセージ。
    なかでも「妹オーディション」は、このメタ・メッセージがきわめて顕著でした。この刊は全巻通して、今野先生からの読者に対するメッセージと読み取れます。(笙子が蔦子と再会したことも含めて)
    これは「マリみて」人気につれて、ややネガティブな読者見解が多くなった事に対する、著者からのやむを得ないアンサーだったと思えます。ある意味、人気作品ならではの現象でしょうね。
    逆に言えば、そのメタ・メッセージをそのまま物語に変えてしまう。今野先生の力業もすごいなって気がします。
     
    -5- No.489 【Re: 作者の憑依と置いてけぼり】 投稿者 : : 2005/11/04 00:34
    古い話題を掘り返すようで恐縮ですが、今度はちょっと違ったタイプのものを見つけました。
    「ロザリオの滴」の23頁冒頭ですが、ここは作者視点から志摩子さん視点へと移行しているように思えます。今までの例では、人物がその場を去った後、作者がその場に止まって視点を代行していましたが、ここでは元々別の場所から人物(志摩子さん)を見ていた作者が人物に乗り移って視点が一体化するような感じです。
     
    -6- No.490 【Re: 作者の憑依と置いてけぼり】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/11/05 01:22
    「ロザリオの滴」の23頁冒頭
    なるほど。
    次の更新のときに注釈を付けることにします。
     
    -7- No.491 【Re: 作者の憑依と置いてけぼり】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/11/05 23:05
    端的に言えば、どの刊でも必ず同じ冒頭の記述。
    「『ごきげんよう』・・・さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。
    ・・・時代は移り変わり・・・と言う仕組みが未だに残っている貴重な学園である」は、
    いったい誰の見解か?
    これ、初出は雑誌掲載版の、後に「銀杏の中の桜」という副題がつくやつです。その文面の順序を若干入れ替えて微修正したのが、文庫版無印以降のプロローグです。

    ですから、元々は乃梨子視点とも取れますし、しかしながら雑誌版の文体は乃梨子視点ではなく三人称(地の文では志摩子も呼び捨て)なので、リリアン女学園に帰属意識のあるエスカレーター組1年生(=敦子・美幸)の視点と、その時点では部外者を装っている乃梨子の視点とが混在しているとも考えられます。

    #雑誌版と文庫『チェリーブロッサム』とでは乃梨子の人となりが
    #結構違っているので、読み比べは必須かと。
     
    -8- No.492 【Re: 作者の憑依と置いてけぼり】 投稿者 : : 2005/11/07 03:58
    自分が立てたスレで本筋を外れるのも何ですが…
    地の文では志摩子も呼び捨て
    でも「菫子さん」と「タクヤ君」は地の文でもそのままですよね。だから半乃梨子視点と考えることも無理ではない、と思います。瞳子はともかく志摩子さんまで呼び捨てと言うのは少しネックですが、宗教裁判の時に紅ばらや黄ばらにタメ口をききましたから、当時はあまり言葉遣いがよろしくなかったと考えれば、辻褄は合います(笑)。かなり無理矢理な解釈ですが。
     
    -9- No.494 【Re: 作者の憑依と置いてけぼり】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/11/07 23:07
    でるもんた・いいじまさま、円さま、貴重な情報ありがとうございます。
    私は雑誌版「銀杏の中の桜」を読んでいないので、興味深い話です。

    文庫版イントロについては、前半(定型部分)は第三者視点(作者による舞台設定の説明)といえるのですが、それに続く後半(文庫ごとに違う部分)は、キャラ視点に移動することがあります(ほとんどは祐巳)。
    個人的に気に入っているのは「バラエティギフト」で、微妙に由乃さん視点です。本編では由乃さんは視点にならないのに(笑)。
     
     
    No.500 【柏木優の呼称について】 投稿者 : : 2005/11/15 01:10
    こんにちは。
    コラムを読んでいて気が付いたのですが、ワトソンさまによる柏木優の呼称は、当初「柏木さん」が主でしたが、去年末〜今年初め頃からもっぱら「柏木氏」に変わっていますよね。
    BBSやコラムでは別にどうということもありませんが、タイムテーブル内では統一した方が良いのではないかと思います。「タイムテーブル:前年度」と「タイムテーブル:二年目:二学期、茶話会、交流試合、遊園地デート」のみ、「柏木氏」になっています。
    タイムテーブルでは「祐巳視点」が基準となっていますので、できれば「柏木さん」に統一した方がすっきりします。「柏木さん」ではなくて「柏木氏」にしたいお気持ちも十分に分かるのですけれど(笑)
     
    -1- No.502 【Re: 柏木優の呼称について】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/11/15 21:17
    あぁ、そうですね。もちろん、わかってはいました。
    最初の頃はがんばって「さん付け」していたんです。
    ただ、もともと迷いながら言葉を選んでいたので、ちょっと気を抜くとばらついてしまうんです(笑)。
    該当箇所をわざわざ調べていただいてありがとうございます。
    (そのうち直します。汗汗)
     
    -2- No.505 【Re: 柏木優の呼称について】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/11/17 20:36
    直しました(笑)。
     
     
    No.506 【7万越え】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/11/17 20:37
    おかげさまで、カウンタが70000を超えました。
    60000から70000の間は、あまり更新できませんでしたが、今後はもう少し更新できるようにしたいと思っています。
    まあ、新刊が出ますから必然的にそうなるかなぁ・・・と(笑)。

    今回の70000のキリ番を踏まれた方からメールフォームで「お祝い&感想」のメッセージをいただきました。とても励みになります。ありがとうございました。
     
    -1- No.507 【Re: 7万越え】 投稿者 : いわし : 2005/11/18 00:01
    ワトソンさま70000打おめでとうございます!
    改めて思いますがカウンタが分かりやすくていいですね!
    あれなら見逃したりしないかも。
    携帯版のカウンタにも細工がされてるのが素晴らしかったデス

    新刊情報出ましたね。まだ読んでませんがもうあらすじも在る所には在るのだとか。
    マリみてTTは文庫発売からが本領なのですね
    頑張って下さい
     
    -2- No.510 【Re: 7万越え】 投稿者 : : 2005/11/18 20:05
    7万HITおめでとうございます。
    携帯版のカウンターも表示が変わるんですか!そう言うことなら、8万越えの時は携帯でも閲覧しなければ。
    気が早過ぎですが、新刊のTTを今から楽しみにしています。
     
    -3- No.511 【帯専用カウンタについて】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/11/18 20:46
    いわしさま、円さま、ありがとうございます。

    携帯版のカウンターも表示が変わるんですか
    ぜんぜん大したことありませんので・・・(笑)。

    ところで、70000を超えたあと、携帯版のカウンタを少々改造しました。
    携帯版のメニューページを修正して、総合カウンタは表示しないようにし、携帯専用カウンタ(まだ三桁のカウント数のほう)だけにしました。
    理由は、携帯とパソコンではIPアドレスの使われ方が違うので、同じカウンタを共有するのは具合が良くないからです。
    カウンタにもいろいろな方式がありますが、マリみてTTでは「同じIPアドレスからのアクセスは一定時間カウントしない」という方式をとっています。
    ところが、携帯からのアクセスというのは同じ端末からでもページを移動するたびにIPアドレスが変化するのです。
    ですから、携帯からマリみてTTを閲覧するとメニューページを通る度にカウンタが増えてしまいます。
    PC版の総合カウンタを携帯からみたい場合は、携帯版メニューページからPC版トップページへ行ってみてください。
     
     
    No.538 【新刊タイトルは「未来の白地図」】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/12/04 23:08
    http://www.mangaoh.co.jp/topic/maria.php
    12/22発売です。
    なーんか、最終巻につけてもおかしくないタイトルですねえ。
    少なくとも、「パラソルをさして」みたいに、ここで話が一区切りしそうだ、とは予想しています。

    というのは、OVA化が待っていますので、「どの話までをアニメ化するのか」を決める必要があります。だから区切りにできる話を持ってきたんじゃないか、と思えるのです。ちょうど、『〜春〜』に「銀杏の中の桜」を入れるなら「パラソルを…」までやらないと区切りがつかない、というのと同じで。

    個人的に期待しているのは、祐麒×瞳子です。
    この二人には、まだ書かれていない接点が複数あります。リリアンの学園祭がらみで直接話をしたことも当然あるはずですし、この二人の間になんらかの関係が生じれば、柏木も祐巳も板挟みになります(で、まさにそうなるという予告が書いてある)。

    あるいは、「略してOK大作戦(仮)」での初対面のとき、祐麒が瞳子のことをかわいいと評しています。その「予告」が成就するわけで…
    #ちょうど、黄薔薇革命勃発当日の蓉子の予言が「パラソルを…」で成就したように。
     
    -1- No.541 【Re: 新刊タイトルは「未来の白地図」】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/12/05 21:10
    発売も近づいてきました。
    楽しみです。

    タイトルが発表されて以来、いろいろと想像してきましたが、そろそろそれらをいったん忘れることにします。
    新刊を読むときは先入観無しで読みたいので。

    アニメについては、今度のはOVAですから、どこまでやるかは気にしていません。テレビの場合1クール単位になりますが、OVAはもしかしたら1話だけ(たぶんあり得ない)かも知れないし3話くらいかもしれないし、売れ行きが良ければもっと続くかもしれないし(悪ければ途中で終るでしょう)・・・。
    案外、「子羊〜」と「真夏〜」だけかもしれません。
    それ以上となると可南子ちゃんが出てくるので区切りが難しくなります。
    二巻分だけでもOVAで最低4回分くらいにはなりますから、十分な量かと。
     
    -2- No.543 【Re: 新刊タイトルは「未来の白地図」】 投稿者 : 韓子温 : 2005/12/05 21:40
    ごきげんよう

    あと三週間もするとマリみてを取巻く各界が騒がしくなるのでしょうねえ。今から楽しみでしょうがないです。

    「予告」
    予告と言うなら「もう一度柏木氏のお屋敷を訪ねる」という予言が当たりそうな予感・・・。
     
    -3- No.545 【OVA】 投稿者 : Gash : 2005/12/06 23:45
    あ、可南子って出るかまだ決まってないんですね。
    てっきりもう出るもんだとばかり思い込んでました。
    1巻に何話入って、何巻出るかという情報すらまだなかったですね、よく考えてみたら。
     
    -4- No.548 【VS】 投稿者 : 冬紫晴 : 2005/12/08 20:05 :
    ご無沙汰しておりました。

    紹介されたあらすじを読んで、よだれが出……いや、ぶっ飛びましたよ私。
    祐麒と瞳子は、何だかある意味で自然すぎて、何が起きてもドラマティックにならない気がする。
    一方で楽しみなのは、
    1)柏木の慌てぶり。
    2)令ちゃんVS菜々ちゃん・・・暴走する令ちゃん、挑発される(する?)菜々ちゃん、で、一番見たいのがおろおろする由乃さん。

    どっちも見たことないし。
     
    -5- No.552 【表紙】 投稿者 : 冬紫晴 : 2005/12/09 15:30 :
    またまたおじゃまします。
    まんが王のHPの方で、表紙を見られるようになりましたね。

    登場している花(植物)は、紅薔薇……ではなくて、(赤の)ポインセチアですね。クリスマスシーズンということで。
    事のついでに、花言葉など調べてみました。
    博愛。聖なる願い。(これは白のポインセチアの方かも)
    祝福。(祝部+福沢なんちて)

    私の心は燃えている。

    ……思わず笑ってしまいました。
    ちなみに、12月22日の誕生花だそうです。
     
    -6- No.553 【Re: 新刊タイトルは「未来の白地図」】 投稿者 : 朱夏 : 2005/12/09 23:30
    すっかりご無沙汰でした。
    ついに瞳子ちゃんが、表紙に登場ですか・・・。
    しかもリボンの色が(ポインセチアも)、クリスマスカラーでおそろい。
    二人の表情も、いろいろと想像出来て面白いですね。
    発売日が楽しみです
     
    -7- No.554 【表紙】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/12/10 00:27
    とりあえず、表紙の瞳子ちゃんが瞳子ちゃんらしい表情で、安心しました。
    本編で、うつ展開があったとしても、きっと、最終的には瞳子ちゃんは救われるのでしょう。
     
    -8- No.559 【Re: 新刊タイトルは「未来の白地図」】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/12/12 10:07
    冬紫晴さん、ごきげんよう。

    祐麒と瞳子は、何だかある意味で自然すぎて、何が起きてもドラマティックにならない気がする。

    なんか、祐巳と聖のような感じですね。レイニー〜パラソルで祥子と祐巳がこじれたときに最初に助け舟を出したのは聖でしたけど、祐巳と瞳子の場合はその役目は祐麒になりそうです。
     
    -9- No.573 【瞳子ちゃんは祐巳を…??】 投稿者 : 冬紫晴 : 2005/12/16 17:26 :
    ごきげんよう、でるもんた・いいじまさま。

    祐麒が柏木と祐巳との間やら、「涼風〜」やらのことを引きずっていて、祐巳とけんかしていなければいいのですが(と言いつつ……ユキユミの(本格的な)姉弟喧嘩なんて見たことないし…)
    それと、瞳子ちゃんが祐巳に好意を持っている、あるいは惹かれているということは、ある意味で通説のようになっているのですけれど、これってどうなのでしょう?
    瞳子ちゃん本人は好意を持っているというのではない(かといって「嫌い」と言うことではない、好き嫌いではない)が、乃梨子ちゃんの考えるとおり「瞳子には〜」ということなのではないかと思うのです。
     
    -10- No.574 【Re: 瞳子ちゃんは祐巳を…??】 投稿者 : くりくりまろん : 2005/12/16 23:02 :
    冬紫晴さま、ごきげんよう。
    うわぁ、爆弾発言です。でも、私も少し似たようなことを考えることがあります。
    マリみてでは好きということにおいて皆すごく芯のところがしっかりと安定していて、それ自体が読んでいて癒されます。祐巳はもちろんそうですし、瞳子ちゃんについて泣く乃梨子もそうですね。

    ただ瞳子ちゃんについてはその芯というか核のようなものが空虚な感じというか。瞳子ちゃんは祐巳とは対照的なところが目立ちますのでこの点でも逆を行っているのかも知れません。
    「構ってほしい」という表現が同じようなニュアンスで乃梨子、祥子さまに対してされていました。瞳子ちゃんは祐巳とは違って独占欲が顔を出すことは無く、ある意味無私とも言えます。ただ、主体性を持って好きと思うことは無くても人の寂しさなどを敏感に感じそれを何とかしたいと思うような感性はすごく鋭くて、エネルギーが外在化されています(感性が優位なことは、乃梨子が語る白ポンチョの話で暗示されています)。「あなたは寂しそうだ」と言うのは何しろ失礼ですからそのかわりに少々へりくだる形で「構ってほしい」と言っていたのではないかと思います。それは好きな相手から絶えず補充を求め、叶わなければ寂しく思うような気持ちとは違います。瞳子ちゃん自身は寂しさという感覚はあまり持たない人物ではないでしょうか。祥子さまも凍てついたような世界に住んでいた人ですから、甘えるという形でそれを変えようとしていたのではないかと。祐巳が現われてからはその必要も無く、乃梨子と同じようにあっさりと手放す形になります。

    瞳子ちゃんが変化しているとすれば…、そう、『ジョアナ』では何だかエゴイスティックでした。もともとそのような子だと考えるか、特別な状態だったと考えるか。今のところは後者だったのではと思っています。祐巳が自分はオモチャを抱え込むようだったと思ったように、大切な対象ができると周りが見えなくなります。瞳子ちゃんの大切なものをいち早く認め、状態を変えるきっかけになったのは祐巳ですから特別な存在には違いありません。しかしどうなのでしょう、祐巳の良く知っている「好き」という感覚とは趣きが異なる可能性がありますね。

    それとは別に考えるのは、自らが持っていないものの価値に気づき惹かれているのかも知れないということです。柏木氏についても、そのような気がします。
     
    -11- No.575 【瞳子ちゃんの心は燃えているか】 投稿者 : 冬紫晴 : 2005/12/18 03:13 :
    ごきげんよう、くりくりまろんさま。ご無沙汰です。

    ん〜と……柏木氏と瞳子ちゃん、さらには祥子までもが求める、共通した何かで、ユキユミおよび福沢家が持っているもの……「家族の団らん」とか「帰る場所」とか、そんなことを連想します。それはあの佐藤聖までも惹き付けたんですが。

    あと、瞳子ちゃんを変えたのは、まあ祐巳もそのうちの重要な一人ではありましょうが、そのほかに乃梨子ちゃんとか、何より、可南子ちゃんが重要なのではないかと私は思っています。
    一年椿組で次第に浮き始めて(敦子、美幸を加えた3人で行動していたはずが、いつの間にか瞳子は抜けてしまったなど)、何かが合わなくなり始めたときに、むしろ一緒にいてもいいと感じられるようになっていった(剣道の練習試合を観覧しにきたとき、瞳子ちゃんと可南子ちゃんが並んでいたこと)ような、そんな感じがするのですね。『ジョアナ』を読むにつけ。(私には、エゴイスティック(自分勝手)というより、気丈さ、芯の強さの表れと見ました)
    あと、瞳子ちゃんはかなりの寂しがりだと、私は考えています。それだからこそ、自分がいられなくなった場所を自ら棄てるような行動を取らざるを得ない。『いらなくなった』『棄てられた』のではなく、『自分から去った』ことにしなければならないほどに。拾おうと差し出された優しい手を自ら放してしまうほどに。
     
    -12- No.576 【燃料が沢山必要そうです】 投稿者 : くりくりまろん : 2005/12/18 14:18 :
    …ええ、それまで自分の中では麻痺していて外部に強く投影されるだけだった寂しさが、内実のものとして受け入れられるにつれて行動に出たのではという風にも解せられるでしょうか。

    可南子ちゃんとの仲の悪さというのは立場とか境遇もさることながら、その気持ちの持ち方自体の差にあったのではと思います。可南子ちゃんは気持ちに素直に浸りきるところがありました。でもそれは祐巳が話してみて初めて感じたようなものであって、普通は分からないものであるとすれば瞳子ちゃんの敏感さというのはこういうところにも表れていたのではと思います。

    ところで祥子さまと可南子ちゃんですが、温室で叱っているときに祥子さまがこの上なく怖くて冷ややかな表情だったということがありました。
    自分との共通点を可南子ちゃんの中に見出したからとも思えるのですが、少し違うような気もしてきました。可南子ちゃんが祐巳に対してしていたのは言わば身勝手な慈愛の傾け方というものでした(可南子は下級生ですからやりづらいところもありましたがむしろ娘に仕え、猫かわいがりする母親のようでした)。小笠原家の男たちはみんな身勝手と思っているということ、でも案外父親が好きで無理を押して飛行機に乗るという断片的なエピソードを組み合わせると、単に嫌いという感情ではなく、見捨てられたような怒りでもなく、「身勝手な慈愛」というものに強い不安や葛藤を感じ、それを克服しなければならなかったのが祥子さまのようです。瞳子ちゃんの持っているものとは少し違うのかもしれません。
    でもこれはかなりの程度、「真夏の一ページ」で蓉子さまなどへの甘えの感情を思い出し、そして祐巳への甘えることで相当落ち着き、ただ理性の力のみによって向き合うことができるようになった、あるいはそうしようとしていたのではと思えるわけです。ことに祐巳はこのとき何かすることを放棄してしまって信頼感のみを寄せるという、身勝手さを出しようのないものでしたから。…「姉」から「妹」へ向けての甘えの気持ちというのは表にあらわれづらいものでしょうが、「真夏の一ページ」からは読み取れるような気がします。
    さてそうすると、祐巳は瞳子ちゃんに対してどのような関わり方をするのかというのが気になりますね。今までの祐巳で良いのかどうか、とか。
     
    -13- No.577 【瞳子ちゃんの心に何が起こっているのか】 投稿者 : 韓子温 : 2005/12/18 19:57
    ごきげんよう、皆さま。

    くりくりまろんさま
    瞳子ちゃんについてはその芯というか核のようなものが空虚な感じ
    空虚と言うよりも、むしろ意図して直接には書かれていないという感じがします。隠されている、といえば良いのでしょうか。そう思えば、本心を誰にも明らかにせず、強く孤高にあろうとする瞳子の内側に、寂しがり屋で心の弱い、臆病な本質が見えてくるような気がします。
    だから、彼女は自分はどう行動するのが正解なのか独りで考えるという性質があるように思えます。

    そして、熟考に熟考を重ねて出処進退を決めるという性質の強い瞳子にとって、感覚的でいながらそれでいて物事の核心を見誤らない祐巳というのは、ある種の憧れを感じさせるものだったのだと思います。
    祐巳は直感的に瞳子を「知る」事ができるから、考えて理解してもらうことではなく、思考を超えた直感で自分を知ってもらうことを瞳子は望んでいるのかもしれません。それは祥子にも乃梨子にも柏木氏にもできないことでしょうから。
     
    -14- No.580 【Re: 瞳子ちゃんの心に何が起こっているのか】 投稿者 : くりくりまろん : 2005/12/19 10:26 :
    韓子温さま
    素直な感激屋で直感的な祐巳は、瞳子からは対照的に見えているのかもですね。瞳子もかなり感激屋の側面があるのですが本人はあまり気づいていないようです。

    寂しさ・弱さという感覚についてはつい最近までは極めて抑圧(無いものと同じに扱ってしまう)の度合いが高く、ジョアナ人形などの寓意でしか書かれることは無かったのかなと思います。

    「パラさし」で私たちは仲が悪い方が良いと言っていたことも考えると、相当強い倫理観も持っているようです。一時祥子さまを捨てて聖のところに走ったと思われかねない祐巳の立場を、自分が悪者になることである程度守ることができる、と言っているようにも聞こえるわけで。
    出処進退ということでは瞳子が祥子さま狙いと思われている限り、もし瞳子を「妹」に迎えようとしたら祐巳・祥子ともども不名誉なことになりますし…。意地を張っているというより外面的にも内面的にも瞳子は身動きできない状態なのではと思います。
     
    -15- No.585 【瞳子ちゃんの心を覗くと・・・】 投稿者 : 韓子温 : 2005/12/20 22:47
    ごきげんよう

    くりくりまろんさま
    「パラソル」の中庭における会談での瞳子の言動については、その前のミルクホール騒動で言ってしまった事に彼女なりの意味付けをしたものだと考えられます。
    「感情に任せて理不尽な事まで言ってしまったが、なぜそんな事を言ったのか考えてみると、祐巳に対して憎からざる感情を抱いていることに気付く。しかし、祐巳の煮え切らない態度を腹立たしく思うゆえに、その憎からざる感情を無視する。そうして、祐巳と瞳子は仲が良くないから意地悪を言ったのだ、という事で瞳子自身の気持ちを安定させることにした。」という葛藤が、ミルクホールと中庭の間で、瞳子の心の中にあったのでは無いかと考えます。

    また、「レイニー」では、祥子にちょっと疎外されている祐巳を瞳子が気遣っているのではないかと思えるシーンがあります。もし、瞳子に気遣いがあったのだとすれば、それは「祐巳と祥子にすれ違いが生じ、祥子が傷つく可能性」に気付いていたという現われであり、可能性に気付いていたにもかかわらずすれ違いを許してしまった、という後悔を瞳子は覚えたかも知れません。そういった自分への苛立ちも、ミルクホール騒動の要因のうちだったのではないでしょうか。

    現在、瞳子が祐巳の妹に立候補できない理由として、祥子さま狙いと考える外部の眼を憚っている事もありましょうが、むしろ瞳子の内面的なこだわりが大きいのだと思われます。瞳子自身、「自分は祥子さま狙いではない」という自信と、「祐巳も瞳子は祥子さま狙いではないと思っている」という確信を必要としているようです。
    具体的には、「瞳子ちゃんが好き」と祐巳が言うのを待っている、と言う事でしょうか。たしかに、意地を張っているというより、自分では身動きが取れない状態というのが正しいようです。
    そして、あまりに思い詰めてしまってアクションを起こしてしまうのが新刊・・・と。
     
    -16- No.587 【Re: 瞳子ちゃんの心を覗くと・・・】 投稿者 : くりくりまろん : 2005/12/22 06:45 :
    韓子温さま
    可能性に気付いていたにもかかわらずすれ違いを許してしまった、という後悔
    興味深いです。定説(?)かどうか分かりませんけれど、祐巳の立場をおびやかすつもりは初めから全くなかったのだという前提に立つと…。
    「自分がすれ違いの原因になっていることに気づいてびっくりする」という時があったと思うのですが、一番の後悔は簡単に原因になってしまったことに対するものだと思います。その前後にも瞳子に後悔が生じる機会はあったのかもしれません。
    確信
    祐巳は通常の意味では表現力に少し難があるので、伝える必要があるとすればかなり大変そうですね。
     
    -17- No.598 【新刊は心の巻・・・?】 投稿者 : 韓子温 : 2005/12/23 18:44
    ごきげんよう

    くりくりまろんさま
    全くの私説ですが、そういった捉えかたも可能だというお話。
    新刊を読んでみまして、ますますその考えが深くなってまいりました
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