過去ログ[9]

    スレッド番号 返信数 更新日 タイトルとメッセージの冒頭部分 スレッド投稿者名
    No.612 6 2005/12/25 18:03 でるもんた・いいじま
    No.597 3 2005/12/26 01:08 管理人(ワトソン)
    No.635 8 2006/01/10 00:04 管理人(ワトソン)
    No.590 13 2006/01/16 03:07 管理人(ワトソン)
    No.703 0 2006/02/05 02:00 管理人(ワトソン)
    No.674 9 2006/01/23 20:21 管理人(ワトソン)
    No.711 1 2006/02/17 01:24 祥子
    No.692 11 2006/03/09 20:43 管理人(ワトソン)
    No.750 1 2006/04/06 02:29 D15B
    No.724 6 2006/04/06 02:43 管理人(ワトソン)
     
     
    No.612 【無題】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/12/24 23:08
    ふと思ったんですが、リリアン女子大ってどんな学部があるんでしょう。

    聖は英文科。
    蓉子が外に出たのは、法学部がなかったから。
    令の言動から、医学科・看護科・体育科はなく、家政科と幼稚園教諭養成課程がある。
    祥子の言動から、経営系の学科はない。

    ほかに何か手がかりはありますか?
     
    -1- No.613 【Re: 無題】 投稿者 : 韓子温 : 2005/12/24 23:26
    ごきげんよう

    国文科はある、みたいなことが書いてあるのをどこかで見た気がします。
    リリアン出身の先生がいることから、教員養成課程は小中高とどれもある可能性はありますけど・・・(根拠はやや薄いか)。
    (養護の先生もリリアン出身でしたっけか?)

    あとは、作中では触れられていませんが、カトリックだから、神学部もあるかも知れませんね。
     
    -2- No.616 【手がかりが少なすぎます】 投稿者 : 朱夏 : 2005/12/25 04:36
    これ、私もけっこう真剣に考えたことがあるんです。
    でるもんた・いいじま様のおっしゃるほかに、ヒントとして江利子の例があります。
    リリアン女子大に存在しない学部ばかりを受験しまくった江利子が、最終的にくじ引きで進学を決めたのは美大でした。
    つまり、リリアン女子大には美術系(洋画・日本画などの絵画科、グラフィックおよび工業デザイン科、あと美学科も)は、無いでしょう。
    また、蟹名静が中等部で既に留学を考えていたことから、音楽系の学部も無さそうですね。(ただし、教職課程のある学校では、学生オーケストラとかの活動が、かなり盛んだったりします。ここからプロになった人も、少なくありません。)

    リリアンは、文学系がいちばん充実していそうです。
    特にキリスト教系の高校では、第二外国語でフランス語やドイツ語が履修出来る学校もあります。
    リリアンでも「スール」とか「ブウトン」とかのフランス語すんなり受け入れられていることから、仏文学科もあると私は考えます。

    韓子温さま
    カトリックだから、神学部もあるかも
    じつはこれが、よくわからないんです。
    プロテスタント系の大学の場合、各宗派ごとの独立性が強いので、それなりの理念に基づいた神学部があります。
    しかし、カトリック系の場合、どうなんでしょう?
    志摩子のようにカトリックの聖職を目指す人は、大学の神学部でなく、教区の修道院で学ぶシステムになっているんでしょうか?
    このあたり、ネットでもなかなか詳しい情報が得られません。
    身近に、カトリックに詳しい方がいないと、ほんとうにわからないですね。
     
    -3- No.617 【Re: 無題】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/12/25 09:48
    第二外国語でフランス語やドイツ語が履修出来る学校もあります。
    んと、大抵の大学では外国語2つが一般教養で必修ですよ。私は英語+ドイツ語を選択しました。ついでに、一般教養の「第三外国語」として韓国語、スペイン語。いまの一番人気は中国語です。韓国語は私の母校で現在、第二外国語としては3000人中100人くらいの履修者のようです。

    フランス語はやっておけばよかったかな、と思いつつ、でも、文章をなんとなく読むだけなら英仏共通の語彙からの推測で何とかなるので気にしていない次第。

    リリアン女子大の基本的性質として、
     ・研究業績で他大学と争うよりも、教養教育重視と思われます。
     ・このご時世(「銀杏の中の桜」が97年、無印が98年です)なので、
     「就職に有利なように手に職をつけて…」と考える可能性は高い。
    ということが一般論としていえます。

    というわけで、
    音楽系の学部も無さそうですね。
    といいつつ、音楽実技の科目くらいはあるかもしれません。幼稚園や小学校への就職にはピアノの実技試験が課されるもあるようです。

    中高の教員免許の科目ですが、英語・フランス語・国語・宗教があるのは問題ない(神学部のありえない国立某大学でも宗教の免許取得は可能です)として、法経がないので、高校の公民はないですね。高校地理歴史や中学社会は、地理(のうち地学に近い分野)と政治経済を常勤講師でカバーして取得可能かも。
    それから、履修科目の中に「日本国憲法」も必ずあるはずです、すべての教員免許の必修科目ですから。

    カトリックの聖職を目指す人は
    カトリックの神学部で超有名なところに、上智があります。でも、ネット上で聖職者の経歴を読むと、やはり修道院で学んだ方が多いようです。たぶん、修道院では対応できない難しい話(古典文献の突っ込んだ研究とか)をしたいときに大学が受け入れる、という形になるんでしょうね。

    常勤講師でカバー
    訂正。非常勤講師、ですね。
    極端な話、花寺大学に頼めば済むような(笑)
    追加:2005/12/25 09:51
     
    -4- No.620 【リリアン女子大の学部について】 投稿者 : 朱夏 : 2005/12/25 12:10
    でるもんた・いいじまさま
    大抵の大学では外国語2つが一般教養で必修
    えっと、上記No.616で私が申し上げたのは、高校での話でした。でも、すごいですね、今、第三外国語なんてあるんですか!
    私もドイツ語を選択しましたが、今は記憶のかけらもありません。

    フランス語はやっておけばよかった
    昔、パリに行って以来、「マリみて」を読んで久々にそう思いました。(笑)

    幼稚園や小学校への就職にはピアノの実技試験が課される
    おっしゃるとおりです。しかも最近は、音大が難関すぎる事から、各大学の教育課程に音楽志望の学生が流れる傾向にあると聞きました。
    美術系も、昔からそう言う傾向がありました。

    リリアン女子大の基本的性質として、
    ここのところ、同感です。

    なので可能性として、他にリリアン女子大にありそうな学科は、史学、哲学、心理学、文化人類学など。
    取れる資格は、教職の他、司書、学芸員などありそうです。
    また、キリスト教系の学校と言うことで、国際交流関係、社会福祉関係とかもありそう。
    その関係で、リリアンほどの規模の学校なら、養護教育もあるかもしれません。

    カトリックの神学部で超有名なところに、上智があります
    そのとおりでした! 超有名どころを忘れていました。
     →上智大学、神学部:http://www.sophia.ac.jp/J/fac.nsf/Content/shin

    これを見ると、聖職者を育成すると言うより、キリスト教研究に重点を置いているようです。
    そしてここには、「日本で唯一のカトリック系神学部」と書いてあります。
    つまり、このことから、リリアンには神学部は無いことになります。
    貴重なヒント、有り難うございました。

    花寺大学に頼めば済む
    日本文学と日本史に関しては、リリアンと花寺、掛け持ちの講師もいるかもしれませんよ。
     
    -5- No.623 【Re: 無題】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/12/25 17:58
    えっと、上記No.616で私が申し上げたのは、高校での話でした。
    あ、そうでしたか。
    私の母校でも、週休二日制になってから、「土曜の講座」と題していろんな科目が開設されていて、その中にフランス語講座もあるそうです。英仏両方の免許をとって、ふだんは英語で食べている先生のようです。
     
    -6- No.624 【Re: 無題】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2005/12/25 18:03
    今、第三外国語なんてあるんですか!
    卒業後に大学の方に足を運んでみたら、私の時にはなかったいろんな言語が開講されていました。第三外国語は、まじめに受講すればいい点数がとれることが保障されているので、いい成績が必要な人にはその意味でも人気があります。
     
     
    No.597 【「未来の白地図」の視点キャラ】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/12/23 16:56
    「視点キャラクターと人称」に「未来の白地図」を追加しました。
    読み返しながらついでに、という感じで(笑)。
     
    -1- No.603 【Re: 「未来の白地図」の視点キャラ】 投稿者 : 冬紫晴 : 2005/12/24 15:55 :
    ごぎげんよう。
    えー、僭越ながら……

    冒頭(プロローグ)ですが、あれは瞳子ちゃんだけでいいのではないかと私は考えますです。
    り、理由?えー……な、何となく?
    いや。作者の言葉というわけではないと思いまして。
     
    -2- No.604 【Re: 「未来の白地図」の視点キャラ】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/12/24 20:03
    「作者視点」は、特に誰の視点とも言えない場合に使用しています。
    で、冒頭部分の前半(「ごきげんよう」で始まる定型部分)は、特に誰か特定のキャラの視点とは言えないと考えています。
    他の巻のイントロでも、誰かの視点に推移するのは後半だけと考えています。
    いかがでしょう。
     
    -3- No.625 【失礼しました(^^;)ゞ】 投稿者 : 冬紫晴 : 2005/12/26 01:08 :
    なるほど。そういうことでしたか。
    納得です。
    もしかしたらそういうことかな、とは思っていたものの……「接頭辞」扱いなのかしらとか、誤解してしまいましたです。
    失礼しました。
     
     
    No.635 【なかきよは今日じゃなくて明日(笑)】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/01/01 00:34
    編集: 2006/01/01 00:36
    あけましておめでとうございます。
    マリみてTTも無事二度目のお正月を迎えることができました。
    本年もよろしくお願いします。

    2006年。
    なんとなく2006を素因数分解してみました。
    「2006 = 1003×2」は、すぐ分る。
    1003は何かで割り切れるのだろうかと、素数で順に割ってみると・・・
    「1003 = 59×17」
    おぉ! って、別に何がどうということではありませんが、1003が17で割り切れるとは知らなかった(笑)。
    59は素数ですので、「2006 = 59×17×2」でした。
    実は1997年が素数だったときから、毎年、気にしています。
    次の素数は2011なので、当分、合成数の年が続きます。
    ぜんぜん、マリみてと関係なくてすみません(汗汗)。
     
    -1- No.636 【Re: なかきよは今日じゃなくて明日(笑)】 投稿者 : 祥子 : 2006/01/01 01:00
    おめでとうございます
    お父様に年越しそばをつくろうと待っていますが
    もう新年
    今年も年越したそばになりそうです
     
    -2- No.637 【「未来の白地図」のタイムテーブル】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/01/01 18:32
    祥子さまのお父様は毎年忙しいのですね。

    私は、正月早々「未来の白地図」のタイムテーブルを作成しました(笑)。
    というわけで、早速更新しました。
     
    -3- No.638 【Re:「未来の白地図」のタイムテーブル】 投稿者 : : 2006/01/02 05:58
    明けましておめでとうございます。昨年もこちらには良くお邪魔させて頂きましたが、今年もよろしくお願いします。

    新年早々、TT作成ご苦労様です。やっぱり日曜登校と解釈するしかないですよね。作中に日曜日であることをにおわせる表現が一切ないのが気に掛かりますが。
    それと非常に細かい点ですが、気が付いたことを2点ほど。一つは、12/24の上から三段目に誤字があります。もう一つは、「菜々ちゃん」についてですけど、「祐巳視点」に準じると、まだ「菜々さん」ですよね。

    (追記)12/22の三段目と五段目にも誤字があります。
    追加:2006/01/02 06:02
     
    -4- No.639 【Re:「未来の白地図」のタイムテーブル】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/01/02 10:17
    円さま
    ご指摘ありがとうございました。
    恥ずかしい誤字は直しました。
    「菜々ちゃん」に関してはとりあえずその一カ所は直しました。なるほど、祐巳はまだ「菜々さん」なんですね。
    でも、それ以前の部分でも私は「菜々ちゃん」と表記しています。
    祐巳はまだ面識はないので、特別に「菜々さん」とするのも変な感じです。
    その部分だけ由乃さん視点に切り替えたほうがいいかもしれません。
     
    -5- No.640 【Re: なかきよは今日じゃなくて明日(笑)】 投稿者 : 韓子温 : 2006/01/03 21:22
    明けましておめでとうございます。

    旧年に引き続き、今年もぽちぽちお邪魔いたしますから、よろしくお願いします。
    年が明けて、ついつい作品世界での年明けの風景を想像してしまう今日この頃です。

    「なかきよ」やりました。夢みませんでした・・・。報告までに。
    追加:2006/01/04 23:50
     
    -6- No.641 【マリみて世界での年越し】 投稿者 : 深月 光 : 2006/01/03 23:05 :
    かどうかはわからないけど、軽井沢で年を越してきました。
    最近は開発が盛んで、木々が減っているのが残念でならないですね。
    「子羊たちの休暇」のような朝もやはさすがに真冬じゃ見れませんが、
    真冬の軽井沢も趣があっていいものです。

    で、懸案の「なかきよ」ですが。
    えぇ、すっかり忘れてました(笑)
    ですが、なかなか面白い夢が見れたので、今年も楽しい一年になりそうです。

    てことで、アイコンは年明け一発目なので主人公をチョイス。
     
    -7- No.655 【Re: なかきよは今日じゃなくて明日(笑)】 投稿者 : 紫煙 : 2006/01/07 05:19
    明けましておめでとうございます。
    今年もよろしくおねがいします。
    なかきよは近くに折り紙があったのでやってみましたが
    肝心の夢の内容を覚えていないので微妙ですね(ガクゥ)。
    素数
    今野先生の集英社での分類番号が「こ7」番なので他にも素数っぽいもの
    がないかなと調べてみたら、「未来の白地図」がマリみての23冊目、
    通算でも47冊目と何気に素数祭りな展開に(笑)。
    素数とは関係ないですが今通算47冊目という事は、
    ひょっとすると今年中に通算50冊達成もあるのかもしれませんね。
    通算50冊目のタイトルが何になるのか気になります(早すぎ!)。
     
    -8- No.658 【無題】 投稿者 : いわし : 2006/01/10 00:04
    遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
    タイトルを入れないとどうなるか大実験。人様の掲示板で遊びすぎでしょうか(^^;

    素数ですかー。
    思い付きもしませんでしたが面白い見方ですね。
    ここで自分も何か気の利いた事を書けると良いのですが、たいして考えもせずに諦めました
    今年もよろしくお願いします。
    ちなみに、なかきよは今年もやれませんでした。。。
    管理者コメント
    たぶんスレッドを間違えたのだろうと思いますので、かってながら記事を移動しました。携帯からだとスレッドを間違いやすいかもしれませんね。携帯用の表示をもう少し工夫したほうがいいかもしれません。
     
     
    No.590 【掲示版を新しくしました】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/12/22 12:59
    掲示版を新しくしました。
    ついでにアイコンも使えるようにしてみました。
    完成したばかりの手作り掲示版なので、試運転をかねた運用になります。
    もしかしたら、おかしな動作をするかもしれません。
    そんなときは、遠慮なくつっこんでください(笑)。
    URLも変わりましたので、掲示版を直接リンク、ブックマークされている方、アンテナ立てている方は、お手数ですが修正のほう、よろしくお願いします。
    今後ともよろしくお願いします。
     
    -1- No.591 【おつかれ様です!】 投稿者 : 深月 光 : 2005/12/22 16:19 :
    ごきげんよう。そしてはじめまして(笑)

    ついに新掲示板稼動ですね。
    おめでとうございます&おつかれ様です。
    やー、これ全部お手製と思うとすごいという言葉だけで表していいものかどうか。

    そして、アイコン。
    なんだか壮観ですね、こうやって見ると。
    今後修正等入ったら一番に連絡しないと。

    ということで、ご挨拶&子供たちの見学に参りました(笑)
     
    -2- No.592 【凄いです】 投稿者 : いわし : 2005/12/22 18:35 :
    ごきげんよう。
    新掲示板稼動おめでとうございます。
    アイコンがあると、どれにするか迷いますね…。
    これを自分で作れるなんて本当に凄い!お疲れ様です

    新刊も発売されましたし、ここもこれから更に賑わいそうですね
     
    -3- No.593 【ご苦労様です】 投稿者 : : 2005/12/23 04:38
    こんにちは。
    これが手作りってすごいですね!いわしさんと同じく、アイコンがあると迷いますね。主要登場人物は恐れ多いので、あえてゴロンタで。

    新刊が出ましたけれど、TT的には大問題が発生したような…。

    (追記)よく考えたら、12月24日を出校日にすれば良いだけの話ですね。お騒がせしてすみませんでした。
    追加:2005/12/23 04:59
     
    -4- No.594 【一新】 投稿者 : 冬紫晴 : 2005/12/23 12:59 :
    ごきげんよう。
    アイコン付きですね。いわしさん同様、迷ってしまいます……

    お見事です。

    それではとりあえず。
     
    -5- No.596 【みなさま、メッセージ】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/12/23 16:50
    ありがとうございます。
    アイコンは、このスレの記事 <#591> の「深月 光」さまから提供していただきました。感謝感謝です。
    アイコンは自由に選んでくださいね。固定しても投稿ごとに変えてもかまいませんので。

    円さま
    TT的には大問題が発生したような
    「イブが登校日」の件に関しては、どうしようかと思いましたが、「リリアンではイブの日にミサをするので日曜だろうが祝日だろうが登校日」という奥の手が使えそうな気がしています(というか、もうその奥の手しか無いかと、笑)。
     
    -6- No.600 【無題】 投稿者 : 紫煙 : 2005/12/23 22:32
    こんにちは。
    新装掲示板始動おめでとうございます。
    皆様同様アイコンが沢山あって迷ってしまいますね。
    でもやっぱり最初は好きなキャラで(笑)
    これからもよろしくおねがいします。
     
    -7- No.614 【二度ビックリ!】 投稿者 : 朱夏 : 2005/12/25 00:31
    昨日、ここへ来て、驚きました!
    なんか、ちがうとこへ来たかと思ってしまいました。
    しかも、うかつにも、新刊の発売日を失念してた〜!(>_<)

    掲示板、可愛らしくなりましたね!
    しかも、いろいろな細やかな仕掛けもありそうで・・・。
    アイコンの多さにもビックリ!
    SRGのみならず、美冬さんとか、美嘉さんとかもいるのはさすがです!
    最初桂さんにしようと思ったけど、今日は降誕祭の日なので、奇跡を願って美嘉さんにします。
     
    -8- No.632 【携帯対応】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/12/30 01:15
    掲示版を携帯からでも閲覧&投稿できるようにしました。
    機能は大幅に制限されていますが、まあまあ見やすくなっていると思います。
     
    -9- No.633 【というわけで】 投稿者 : いわし : 2005/12/30 11:05
    早速携帯から投稿してみました。中身の無いレスでスイマセン(^^;
    携帯版、これでログを大量に読もうとしたりすると大変でしょうが
    NEWの表示もあるし、新レスをチェックするのに便利そうですね。

    アイコンは…PCで見てもたぶん無しになってるのかな?
     
    -10- No.634 【Re: 掲示版を新しくしました】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2005/12/30 19:32
    いわしさま、ありがとうございます。

    アイコンは…
    「無し」になっています。
    専用アイコンを用意しようかとも思ったのですが間に合いませんでした(笑)。
     
    -11- No.666 【Re: 掲示版を新しくしました】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2006/01/14 16:16
    No.642に追記を書いて気がついたのですが、引用部分を検知するコードにバグがありませんか?

    具体的には、No.642に追記した部分を見てもらえば分かるとおり、書き込みの最初の行を > から始めても、そこを引用として検知してくれません。たぶん、「改行文字があって、その直後に > または > がある場合に引用とみなす」というアルゴリズムだと思いますが、それだと冒頭の場合は > の前に改行がないので漏れてしまいます。

    一応の対策としては、

    無条件で冒頭に改行を挿入する

    引用かどうかの判定をする

    冒頭の改行1個を除去して表示する

    という方法でうまくいくと思います。
     
    -12- No.667 【Re: 掲示版を新しくしました】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/01/14 21:02
    引用部分を検知するコードにバグ
    でるもんた・いいじまさま、バグ情報ありがとうございます。
    気付きませんでした。

    実は、引用部分の検出は先頭でもできています。
    「追加機能」のほうにバグがありました。
    「追加」したときにその境界線を表示するタグが挿入されるのですが、そのタグがあるために直後の引用は行の先頭でなくなってしまったのです。
    なるべく早急に直します(汗)。

    それから「No.642」のように記事番号を書き込む場合は <#642> のように書くと自動的にリンクされるようになっていますので、ご活用ください。

    それはそうと、今回のでるもんた・いいじまさまの「追記」を見逃していました。
    「追加」の機能を使うのと「新しい記事として投稿」するのと、どちらがいいかは状況によって変わりますが、あまり日数が経つと「追加」だと読み逃す恐れがありますね。スレッドも上がりませんし。
    元記事の内容に関する場合は「追加」のほうがいいと思いますが、時系列順に読みにくくなる欠点もあります。
    そこで、良い方法があります。
    まず、新しい記事として投稿します(その記事内に<#番号>の機能で元記事へのリンクを付けておきます)。
    そして、元記事のほうには、「追加」で新しい記事の<#番号>を書き込んでおくのです。
    トラックバックのような感じです。

    もしかして、トラックバック機能のようなものがあると便利かもしれない。
    「追加」は投稿者本人にしかできませんが、参照記事のリンク追加程度のことなら誰にでもできたほうが便利かもしれない。
    考えてみます。

    もうひとつ、ついでに(笑)。
    投稿されるほとんどの方が「暗証キー」を入力しておられますが、「暗証キー」は「必須」ではありません。
    クッキーが使える環境(わざと切ってない限りたいてい使えますよね)では、「暗証キー」がなくても削除や追加が可能です。職場と自宅などのように複数の環境を使用している場合以外は「暗証キー」を入れなくても問題ありません。
     
    -13- No.669 【Re: 掲示版を新しくしました】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/01/16 03:07
    引用部分を検知するコードにバグ
    直しました。

    他にも「おかしなところ等」ありましたら(あるいはちょっと気になる程度でも)、お知らせください。
    さらに「こうしたらいいんじゃないか」とか「ここが不便」といったご意見もございましたら、どしどしお知らせください。
    よろしくお願いします。
     
     
    No.703 【「コラムあるいは雑文」更新】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/02/05 02:00
    「コラムあるいは雑文」を更新しました。
    内容は薄いです(笑)。
    以前、同じことを書いたような気がしますが、難産のものがひとつありまして(笑)、それがとうぶん日の目を見そうもないので、つなぎということで(汗)。

    あっ、ネタはもうひとつあったんでした。そっちは割とすぐ書けるものだったのに忘れてました(汗汗)。
    しかし、毎日のように更新しているブログサイトさんたちは、すごいなぁ・・・
    せめて1か月に一回くらいは・・・と考えてはいるのですが、ぜんぜん実現できていません。
     
     
    No.674 【「三つ葉のクローバー」コバルト2月号】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/01/18 02:33
    こんにちは。
    コバルト2月号が無事発売されといっても、私はまだ手にしていないのですが(笑)。
    とりあえず、マリみて新作が掲載されているはずですので、スレッドを立てておきます。
    「ネタばれスレッド」にしておきますので、感想等書き込む場合はこちらに返信してください。

    ネタばれモード解除しました。
    追加:2006/03/03 03:50
     
    -1- No.675 【Re: 「三つ葉のクローバー」コバルト2月号】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/01/18 02:36
    私はちょっと遅れて二十日頃にコバルトを手にする予定です。
    どんな話なのかとても楽しみです。
     
    -2- No.676 【Re: 「三つ葉のクローバー」コバルト2月号】 投稿者 : 深月 光 : 2006/01/18 13:40 :
    このスレを見て、早速買いに行き、読了いたしました。

    深い考察などは他の方にお任せしまして、
    私からはひと言だけ。

    「バファリンか」

    以上です(笑)
     
    -3- No.679 【Re: 「三つ葉のクローバー」コバルト2月号】 投稿者 : 冬紫晴 : 2006/01/20 15:23 :
    「三つ葉のクローバー」読みました。(立ち読みですが……)

    で、考えたことは。

    次のマリみて新刊、短編集+@の方が良さそうだな、ということ。

     すくなくとも、「不器用姫」「温室の妖精」そして今回の「三つ葉のクローバー」、すべて「スール」およびその周辺の事柄を扱っているため、それを考え直したり、受け止めたりするには良いラインアップになっているな、と思ったせいです。(もう一つの理由は、瞳子ちゃんのことについては拙速に先に進んでほしくないためです)
     まるで詰め将棋のように周辺を固めているようにも感じます。
     
    -4- No.680 【Re: 「三つ葉のクローバー」コバルト2月号】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/01/20 22:46
    少し遅れましたが、私も読了しました。
    けっこう好きですね。もともと、薔薇さまたちではなく一般生徒のスールの話を読みたいと思っていたこともありますが。
    朱祢(←この字を変換するのに苦労した)さんはちょっとずるいです。選択権を放棄してしまうのは優しさではありません。ああ、でも私がそう思うだけで、朱祢さんの場合は優しさからくる行動だったのかもしれませんね。

    冬紫晴さま
    次のマリみて新刊、短編集+@の方が良さそうだな、ということ
    次の文庫が短編集になる可能性はありますし、個人的にはそれでもかまいませんが、作者のほうとしてはどうでしょう。
    やはり、いちおうのケリを付けるところまでは続けて書くと思うのですが。
     
    -5- No.683 【Re: 「三つ葉のクローバー」コバルト2月号】 投稿者 : 冬紫晴 : 2006/01/21 15:22 :
    ごきげんよう。

    ワトソンさま

     ストーリーの流れや内容から考えると、「未来の白地図」で示された状態では、詰め将棋に例えて、瞳子ちゃんと祐巳の関係が落ち着くことを「王将を取る」ことだとすれば、「駒が足りない」「詰めが甘い」ような気がするのです。「薔薇のダイアローグ」では、黄薔薇さんちの課題の一つと、祐巳ー祥子の課題の一つがクリアされてきて、一つ手を打った感じではあるのですが、瞳子ちゃんのことに関してはまだ十分ではないと。このままでケリをつけようとするとかえって長引いてしまう気がしなくもない……といった、そんな感想があります。

     これまでの短編集を考えると、「バラエティギフト」での「毒入りリンゴ」、「インライブラリー」の「ジョアナ」と、これから先の展開における重要な動機を提供する短編書き下ろしがあり、それが「のりしろ」とリンクする形になっていたことから、展開がしやすくなるということもあります。しかも今回の場合、短編に「スール」およびそれに準ずる関係を描く話、特に「うまくいかない」話が2編あるというのは有利な気がします。
     
     また、瞳子ちゃんの物語としてケリのつくところまで書ききってから、というのは、すんなり解ける(1冊で済む)ような感じがしない、という、個人的な感想(希望??)もありますね……

     一方タイムテーブルを考えると、クリスマスが終わった時点なので、すぐに次の一大イベント「お正月」=なかきよ第2回目がきてしまうという大変な縛りがあります。しかも今回は、可能性として志摩子さんも由乃さんも「呼べる」「来得る」状況にありますので(志摩子さんについては、初詣に誘ってみたら来るかもしれない、なんて思います。参拝だけで、一緒に誰かと出かけるまではできる。実体験上)、まあ大騒ぎになるだろうと。たぶん柏木や祐麒も巻き込んで。そこに瞳子ちゃんや可南子ちゃん、菜々ちゃんがどう関わるかというのが未知数です。あるいは瞳子ちゃんを何とかして巻き込んでしまうか。
     いや、志摩子さんはやはり家の手伝いで、その手伝いの名目で乃梨子ちゃんが行く、という方があり得るかもしれません。
     これはこれで1冊のボリュームがありそうで、ちょっと大変です。また、一緒の部屋にお泊まりするにしても、瞳子ちゃんと祐巳の事柄についての「ケリ」をつけるにはなかなかに厳しい状況にあるように思いますし……だいたい、その状況を瞳子ちゃんが受け入れるとは思えませんし……

     読者としても、瞳子ちゃんの周りで、誰が、どのように振る舞うのか、どのような役目を果たすのかについてつかみきれないのですね。そのせいで、受け手がどんな「準備」をしたらいいのかよくわからない。

     少なくとも、「次が短編集になりうる」可能性の留保だけはしておきたい、ということなのです。
     その上で、私は「短編集」に一票入れようかな、と。

     すみません、「三つ葉のクローバー」とは関係のない話で……
     どうしましょう、こちらに返信でいいのかな?
     

    すみません、修正です。
    、なんて思います。参拝だけで、

    〜参拝しないだけで、〜

    当たり前ですね……
    追加:2006/01/21 21:27
     
    -6- No.685 【Re: 「三つ葉のクローバー」コバルト2月号】 投稿者 : いわし : 2006/01/22 19:50 :
    こんにちは、自分も三つ葉のクローバー読みました。
    テニス部って聞くと桂さんが即座に思い浮かびますが登場ならず。
    残念ですが仕方ない。
    バレンタイン前後のちさとさんの内面にも触れる事が出来て嬉しかったです

    「桜組伝説」「降誕祭の奇跡」「紅いカード」のように今回の主人公の名前に
    何か意味があるのではないか、考えているのですが上手い答えが見つかりません

    2年目のお正月
    乃梨子は実家に帰りそうな気がしますが、他の人は読めないですね。
    「なかきよ」はやっぱりやってもらいたい気がするけれど
    シリアスな感じに冬休みを迎えてしまったのでどうなる事か…
     
    -7- No.686 【Re: 「三つ葉のクローバー」コバルト2月号】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/01/22 22:42
    テニス部
    なぜ、テニス部なのか。テニス部を選んだ以上、作者には桂さんのことも頭にあったのかもしれません。
    ただ、最終的には出番がなくなってしまったとか。
    もしかしたら、あのちょっと嫌みな一年生が桂さんの予定だったのかもしれません。でも、書いてみたら桂さんでは違和感があった・・・とか、想像(妄想)しています(笑)。

    2年目のお正月
    次の巻では「お正月」と決めつけるのはまだ早いと思います。
    イブの日からはまだ一週間あります。
    「白地図」自体もたった3日ほどの出来事です。
    祐巳が瞳子ちゃんを一週間放っておくとは思えないのです。

    というわけで、私は次の文庫では年が明けないと予想しています(笑)。
     
    -8- No.687 【Re: 「三つ葉のクローバー」コバルト2月号】 投稿者 : 冬紫晴 : 2006/01/23 00:15 :
    ごきげんよう。

    ワトソンさま
    祐巳が瞳子ちゃんを一週間放っておくとは思えない
    次の文庫では年が明けない

    なるほど、確かにそうですね。言われてみれば。不覚です。
    どう動くのか……祐巳が「覚悟を決める」くらいしか、今のところ思い浮かばないというのが厳しいところです。

    「不器用姫」と今回の「三つ葉のクローバー」、それから蔦子さんと笙子ちゃんとか、可南子ちゃんと夕子先輩、祐巳と可南子ちゃん等々……と「温室の妖精」など、読者に当ててだけでなく、「こんなものもあった」というのは、祐巳にとっても、瞳子ちゃんにとっても聞いて損はない話だなぁ。と思うのです。
     こういったことをよく小耳に挟んでいる可能性があるのは、やはり我らが新聞部前部長、築山三奈子さまなのではないか、なんて。ちょっと困ったところはあっても、頼りになる部分も十分にあるなあ、と、「インライブラリー」を読んで感じました。

     桂さんの話を持ってくるならば、バレンタインよりも卒業式シーズンの方がドラマティックかな、と思うです。ずっと憧れていたのは(現時点では卒業してしまっている)2つ上の先輩で。そのあたりの話が絡むとすれば……。妄想ですけど、もしかしたら、姉妹で同じ人に憧れていた(桂さんのお姉さまは、あこがれの人の妹にはなれなかったわけ)という、これもちょっと面白い姉妹だったかもしれない、なんて。

     「黄薔薇革命」が、単に由乃さんと令ちゃんの間に起こっていたイベントとしてでなく、リリアンの内部に揺らぎを引き起こすような一石を投じた、ということもまた確かだったのですね。蔦子さんが言っていたことが多くの場合に当てはまるとしても、そうでないこともあった、という。少なくとも、「スールとは何か」ということを考え直すようなことも多くあったのだなあ、と思うのです。

     やっぱり、ちさとさんがいい味出してますね。剣道部に入ってからは由乃とも友人関係になっているようで。彼女が妹を作る話も読んでみたいです。
     
    -9- No.689 【Re: 「三つ葉のクローバー」コバルト2月号】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2006/01/23 20:21
    こういったことをよく小耳に挟んでいる可能性があるのは、やはり我らが新聞部前部長、
    築山三奈子さまなのではないか、なんて。

    とすると、祥子と三奈子の関係について、もう少しツッコミがほしいですね。大学に進学して、「山百合会」「新聞部」の肩書きを捨てたときにどうなるか? 三奈子が一般入試でリリアン女子大に合格する、しかも祥子と同じ学科に進学する、というシナリオだと面白そうです。

    ちなみに、2ちゃんねるに、こんなネタが出てました:
    急によそよそしくなる三奈子
    真美に訪れる冬のレイニーブルー
    編集長、そして姉として
    日出実に相談することもできない
    三学期のある日三奈子に新部長として推薦されるが
    断り、部室をかけだしてゆく

    追いかけてきた日出実に本当の理由を聞かされる真美

    「リリアン女子大に合格した〜っ!?」
    「ニヤけ顔を見られるのが恥ずかしかっただけらしいですよ」
    http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1135603505/20
     
     
    No.711 【受験について】 投稿者 : 祥子 : 2006/02/16 21:12
    結局、中学受験はやめたのですが、なかのよい友達二人がその中学に合格しました
    友達と離れるのが悲しく、受験しておけばよかったとないていると
    お父様が
    「覆水盆に返らず。後悔はやったことでなく、やらなかったことにするもの
     その悔しさがわかっただけでも、よかったじゃないか」
    といってくれました
    これからは、後悔しないよう、何事も前向きに取り組みます
     
    -1- No.712 【Re: 受験について】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/02/17 01:24
    確かに、何事にも後悔しないように考えるのは大切です。
    それでも、人生、後悔してしまうことはあります。
    マリみての乃梨子ちゃんもリリアンにきたのは不本意でした。
    地元の友人たちとも別れ別れになってしまいましたが、そのおかげで志摩子さんとも出会えたわけです。

    なかのよい友達二人と同じ中学に行けないのは残念かもしれませんが、新しい中学では新しい出会いがあるはずです。
    生涯の友人と出会えるかもしれません。
    私も(もう、とっくの昔に大人ですが)現在でも付き合いのある友人の多くは、中学や高校で出会った友人です。
    前向きにいきましょう!
     
     
    No.692 【長沢智版「マリみて」5】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/01/27 01:12
    マンガ版マリみてもいよいよ5巻、ここまでくれば三薔薇さまの卒業までは描いていただけそうです。
    いちおう新刊ですので、これも「ネタばれスレッド」にしておきます。

    ネタばれモード解除しました。
    追加:2006/03/03 03:50
     
    -1- No.693 【Re: 長沢智版「マリみて」5】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/01/27 01:28
    内容はまあまあだと思います。
    全体的に志摩子さんの表情が良かった。
    それと、温室での美冬さんと祐巳のシーンは、次の「紅いカード」(たぶんそうでしょう)がとても楽しみな感じで良かったと思います。
    ただ、マンガ好きの私にとっては「それが例え大好きな原作のマリみてだとしても、マンガはマンガとしてもっと自由にマンガとしても面白さを追求してほしい」のが本音です。
    原作を大事にしすぎてると思うのですが、これに関してはたぶん反対意見のほうが多数派だと思いますので、むしろ当然でしょう。

    いちばん気になったのは、三奈子さまが薔薇の館に現れた時、祐巳が紅茶を入れてるシーンです。
    電気ポットからカップに直接お湯を入れています(ティーバッグも見えます)。
    ですが、やはり薔薇の館ですので、紅茶はティーポットで入れてほしいです。
    それとも、三奈子さまには「これで十分」なのでしょうか(笑)。
     
    -2- No.704 【Re: 長沢智版「マリみて」5】 投稿者 : 朱夏 : 2006/02/09 18:18
    読み終わって、今さらながら強く感じたのは、祥子の愛情表現の拙さ。
    確かに祥子からすれば、バレンタインデーを控えて落ち着かない学校の空気、新聞部の強引なやり口、そうした空気に飲まれて何かとそわそわする祐巳などに、大いに不満があったかも知れません。
    でも、そうした不満を祐巳に吐くまでのプロセスが、祐巳の方から見たら、あまりに唐突です。
    「姉の努めは、妹を見守ること」ならば、祥子はこの言葉を吐いた瞬間、「姉の努め」を放棄しています。
    そうなる前に祥子は、「祐巳が好き」という気持ちに対して、もっと率直であるべきでした。
    そしてこの口論については、本来、祐巳からでなく祥子から謝るべきだったと思います。

    しかし祥子は、この時点ではまだその事に無自覚です。
    おそらくこれまで祥子は、どんなにかたくなであっても、周囲の者が先に気遣ってくれる環境にあったからだと思われます。
    こういう性格から、祥子の精神的孤独がかいま見えます。
    聖の言うとおりに蓉子とスールになった一年で、ようやく祥子は自分の考えを言葉に出来るようになったのでしょう。
    でも、まだ自分の思いを伝えるだけがやっとです。祐巳への率直な愛情表現が出来るようになるまで、まだまだ遠い道のりが感じられます。
    この事を思えば、この後になって「レイニーブルー」が起きてしまうのは必然でした。

    ただ「びっくりチョコレート」の最期に、祥子は大きな心境の変化を見せています。
    飛び散ったチョコの一つを口にした祥子は「おいしい」と言って、祐巳をホッとさせています。
    これって、本当は「ハズレチョコ」だったかもしれません。変な味のチョコに顔色ひとつ変えないぐらい、祥子にはどうってことないでしょう。
    と言うか、変な味のチョコを作った祐巳を、いっそう愛おしいと思ったかも知れません。
    それに祥子は、祐巳の気持ちに答えてあげたいと強く願っていたのではないでしょうか?
    と言うのも、その後の「当たりだと何があるの?」と聞いた祥子の言葉には、スールとなってから初めて見せた「積極的な愛情表現」を感じるからです。
    このとき、とっさの思いつきで祐巳が答えたアイデア、「もれなく半日デートがついてきます」は、祥子にとって本当に望んでいた嬉しい答えだったはずです。
    つくづく祥子と付き合うには、本当にタフでなければならないと、再確認しました。
    長沢智版「マリみて」の面白いところは、こうした心理変化が、改めてはっきりと見えるところです。
     
    -3- No.705 【Re: 長沢智版「マリみて」5】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2006/02/12 18:23
    飛び散ったチョコの一つを口にした祥子は「おいしい」と言って、祐巳をホッとさせています。
    これって、本当は「ハズレチョコ」だったかもしれません。

    これ、意味の取り方が微妙なんですよね…

    原作だと、2人前をまともに作って、できのよかったものを祥子に、悪かったものを聖に持っていこうとします。これだと、「祐巳の作ったものなら、少々焦げていてもかまわない、むしろそれも一興」という意味に取れます。つまり、
    と言うか、変な味のチョコを作った祐巳を、いっそう愛おしいと思ったかも知れません。
    と言えるわけですね。

    が、漫画版だと、祥子宛と聖宛は明らかに違います。ハズレをひいたら、「何の冗談なの!? わざわざ呼びつけたのはこのため?」とわめき散らす可能性が高いと思うのです。もちろん、「最近はこういうものが流行ってるのね」と誤解する可能性もありますが、そういうことをするのは祥子ではなく清子さまの役回り。

    とするとこの部分は、“聖ウァレンティーヌスが奇蹟を起こして、祥子にアタリのチョコを引き当てさせた”という意味に解釈するのがいちばん筋が通るのではないか、と思うのです。

         ☆

    長沢智版「マリみて」の面白いところは、こうした心理変化が、改めてはっきりと見えるところです。
    ここの結論はまったく同感です。1巻・2巻のラストシーンあたりはその最たるものですね。4巻で聖が静に「餞別」を送るシーンは、原作の絵柄のほうが空気が伝わってきて好きなんですが。

    P.S.
    『Cobalt』2月号で告知があったとのことですが、私は知らなかったので、同様の方のために…。

    次期シリーズは『ザ・マーガレット』5月号(3/24発売)から開始とのことです。流れから言って「ファースト デート トライアングル」かな?

    「紅薔薇さま、人生最良の日」は蓉子の悩み(月に一度のアレではなく、薔薇の館の敷居が高い件)を画にするのが難しいし、「紅いカード」はあんまり盛り上がる場所がないし、「黄薔薇交錯」は「黄薔薇まっしぐら」と一緒に7巻に入れるという選択肢があるし。
     
    -4- No.706 【Re: 長沢智版「マリみて」5】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/02/12 22:46
    本当は「ハズレチョコ」だったかもしれません
    でるもんた・いいじまさまのご指摘通り、原作ではハズレチョコでした。
    マンガでは微妙ですが、私は、やはりハズレチョコだったと想像しています。
    まず、ハズレチョコの不味さ加減(笑)ですが、祐巳が思っているほどには不味くなかった可能性があります。
    せいぜい「変な味のチョコ」あるいは「風変わりの味のチョコ」という程度。
    そして、祥子さまの味覚の方ですが、外国製の変わった味のチョコを食べた経験が豊富かもしれません。
    普通の日本人向けのチョコの方があまりしらなかったりして・・・

    次期シリーズは、流れから言って「ファースト デート トライアングル」
    そうかもしれませんが、「紅いカード」をやらないとカードが見つけられなかった真相を描けません。
    そこで、外れると思いつつ大胆予想をすると・・・

    「紅いカード」と「ショコラとポートレート」

    同じ日の出来事ですし、番外編だけで一冊にするのもありかな・・・と。
    でも、これをやると瞳子ちゃんがフライングで登場してしまうんですよね(笑)。
    (瞳子ちゃんのシーンを省くことは簡単ですが)

    ぜったいはずれるでしょう(笑)。
     
    -5- No.707 【Re: 長沢智版「マリみて」5】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2006/02/13 00:03
    「紅いカード」をやらないとカードが見つけられなかった真相を描けません。
    そこで、外れると思いつつ大胆予想をすると・・・
    「紅いカード」と「ショコラとポートレート」

    たしかに。とすると、他にも「片手だけつないで」のすわりが悪いので、「紅いカード」「ショコラとポートレート」を読みきりでやって、「片手だけつないで」とあわせて1冊、なんてのはどうでしょう。
     
    -6- No.708 【Re: 長沢智版「マリみて」5】 投稿者 : 韓子温 : 2006/02/13 20:13
    ごきげんよう

    まずは、志摩子さんがやたらと可愛くなっているのにビックリです。(あと一生懸命な三奈子さまがイイ←仔犬みたいだった)
    つぎに、麗しの静さま蓉子さま…。ああ、お美しい…。
    それから、祐巳よ、君はチョコレートに何をいれているのか。
    さいごに、あっ!そういえば桂さん出なかった!
    ついでに、最終ページ。優よ、祐麒と同じページで脱ぐな!
     ってとこですかね。

    「片手だけつないで」のすわりが悪いので〜
    「片手だけ〜」は原作と同じ流れで、是非「銀杏の中の桜」の前に(願わくば同時に)読みたいですねぇ。

    リアルのヴァレンタインは明日です(2月13日現在)
     
    -7- No.709 【ハズレチョコ】 投稿者 : 深月 : 2006/02/14 01:11 :
    話の論点から少し外れるかもしれませんが、ちょっとだけ。

    ハズレチョコ
    マンガ版では明らかにおかしなチョコを作成してましたが(笑)
    本来の「ハズレチョコ」は、単に「いびつな形のチョコ」か、
    湯せん温度のミスなどで生じた「口どけ(舌触り)の悪いチョコ」なのではないかと思います。
    好きな人に作るチョコですから一生懸命作ったでしょうが、
    祐巳があの状況下で作ったものですから、ハズレチョコが多くできて当たり前かと。
    そしてそれを口にした祥子ですが、
    逆にその手作り感から「おいしい」と言ったのではないでしょうか。
    祥子にしたら、「ハズレ」も「アタリ」も「おいしいチョコ」だったのだと思います。


    溶かして固めるだけと世の男性は言うかもしれませんが、作るほうは大変なのよ、
    とここで愚痴ってどうする(笑)
     
    -8- No.710 【難しい】 投稿者 : いわし : 2006/02/14 10:59
    漫画版・収録作
    自分は出来れば原作小説と同じような構成にしてもらいたいと考えている人です。
    ファーストデートと紅いカードは微妙にリンクしているからセットで。
    もし宜しかったら最良の日もお願いできませんか…みたいな。
    しかし「ショコラとポートレート」は確かに捨てがたい…!かなり好きなエピソードです

    ハズレチョコ
    製作過程こそ詳しく語られていないものの、原作でも創意工夫を凝らした結果、
    味はかなり不味いんだったような…むしろ見た目はパッと分からないくらいには整っていて。

    そういえば以前コバルトに載った、ひびき先生の描いた漫画では食べた祐麒があまりの不味さに死んでいましたね

    しかし、このスレを見て目から鱗が落ちました
    漫画版、自分は読んでいて「びっくりチョコレートの説明が不十分だ、これでは祥子さまがハズレを食べたことが分からないじゃないか」と思ってしまったんですが
    やはり漫画版を一つの漫画として読めていないようです。修業が足りないですね
     
    -9- No.713 【Re: 長沢智版「マリみて」5】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2006/03/02 05:02
    ふと違和感を感じたこと。

    三奈子が薔薇さまを使ってつぼみたちに要求を通すシーンですが、志摩子が聖にねじふせられた形になっています。冷や汗が見えます。
    が、ここは、「それがお姉さまの意思であるのなら」と淡々と事務的に応諾するシーンのはずです。

    前作「ロサ・カニーナ」ではあんなに的確に志摩子の内面を描写していたのに、ここには踏み込めなかったようで、残念です。まあ、「祥子や令があっさり陥落したことに唖然としての汗」ということで納得することにします(笑)
     
    -10- No.717 【Re: 長沢智版「マリみて」5】 投稿者 : でるもんた・いいじま : 2006/03/09 16:56
    さらに脱線します。

    No.709 深月さん:
    溶かして固めるだけと世の男性は言うかもしれませんが、作るほうは大変なのよ、
    とここで愚痴ってどうする(笑)

    世の男性であります(笑)

    チョコレートは、湯煎せずに電子レンジをうまく使うと簡単らしいです。私はチョコレートの経験はありませんが、ホワイトソースは電子レンジで一度も失敗なしです。

    村上祥子(むらかみ・さちこ)さんという、ありとあらゆる料理を電子レンジだけで作ってしまう鬼才の料理研究家さんが、お菓子についても本をたくさん書いています。参考にしてみてください。
     
    -11- No.718 【Re: 長沢智版「マリみて」5】 投稿者 : 深月 光 : 2006/03/09 20:43 :
    でるもんた・いいじまさん
    電子レンジ
    ありがとうございます(笑)
    もう手作りチョコを作るようなこともないんですが、情報ありがとうございました。

    でもなんでしょうね。
    なんとなく、湯煎のほうが愛情がより込められそうな気がします。
    眼を離さずずっとチョコを見てなきゃいけないからでしょうか。

    と、これもどうでもいい話でした^^;
     
     
    No.750 【リンク貼らせていただきました。】 投稿者 : D15B : 2006/04/05 19:28 :
    マリみてTT管理人様


    初めてこちらに書かせていただきます。
    D15Bと申します。


    実は当方はこのたび聖×祐巳メインのSSサイトを立ち上げました。
    その中で、推薦LinKの一覧に貴サイトのURLを貼らせて
    いただいています。
    事後ではありますが、ご連絡申し上げます。

    自サイトの構築にかかる以前から貴サイトは拝見させて戴いています。
    貴サイトの情報は、当方の作品に大いに参考になりました。

    今後とも、よろしくお願い致します。
     
    -1- No.751 【Re: リンク貼らせていただきました。】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/04/06 02:29
    D15Bさま、リンクありがとうございます。

    初めましての方からのリンク報告は、初めてのような気がします。
    リンクしていただいているところは、おかげさまでたくさんある(ありがたいことです)のですが、ほとんどはアクセスログから自分で発見したところか、すでに常連さんだった方がブログを始められると同時にリンクしていただいたというパターンのどちらかです。

    このサイトにはリンクページを用意していないので、一方的にリンクしていただくばかりで、ちょっと心苦しい心境でもあります。
    なぜ、リンクページを作らないかというと、お気に入りサイトは山のようにあって、ちょっと管理する余力がないのと、かといって数を減らしてどこかで線を引くこともできず・・・というわけで、マリみてDBさんだけ例外としてリンクしてますが、今後も当分の間はリンクページを作れそうもありません。
    そんな管理人ですが、こちらこそよろしくお願いします。
     
     
    No.724 【8万越え】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/03/20 04:20
    おかげさまで、カウンタが80000を超えました。
    70000から80000の間は、あまり更新できませんでしたが、今後はもう少し更新できるようにしたいと思っています。
    まあ、新刊が出ますから必然的にそうなるかなぁ・・・と(笑)。


    実は「↑」の文面は「7万越え」の時と(数字以外は)まったく同じです(笑)。う〜む・・・なんとかしないと(汗)。
    新刊も短編もありますから書きたいネタもあるのですが、なかなか、時間が・・・

    更新してないので、カウンタの進みは多少鈍くなってますが、それでも多くの方に日参いただいているようで、本当にありがたいことです。
     
    -1- No.731 【おめでとうございます!】 投稿者 : いわし : 2006/03/26 23:39
    こんにちは。
    遅くなりましたが8万ですか…おめでとうございます。
    このスレッドを見て最初あれ?と思いましたが、そうですよね前と同じ文面ですよね。

    話は変わりますがコバルトの黄色い糸は読まれましたか。
    以前の話との重なりがあるので時間軸を追うのが面白そうな感じもします
     
    -2- No.732 【Re: 8万越え】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/03/27 02:54
    ありがとうございます。

    コバルトの黄色い糸
    もちろん、読みました。
    最近の短編が、薔薇ファミリー以外の一般生徒にスポットが当たっていたのに対し、突然、薔薇さまの昔の話なのでちょっとびっくりしました。
    これは、「プレミアムブック春」用にストックしていたものでは・・・と思いましたよ(笑)。
    文庫の間に短編が連続して掲載したことからも、以前に書きためておいたものを特集用に蔵出ししてきたのではないかと、かってに想像しています。
     
    -3- No.738 【Re: 8万越え】 投稿者 : 朱夏 : 2006/04/02 15:47
    八万越え! スゴイですね、おめでとうございます。

    以前に書きためておいたものを特集用に蔵出し
    なるほどってかんじです。(笑)
    でも、この短編で、二つのことが判明しました。
    1)令ちゃんのロザリオは、江利子さまのものを与えた。
    ちなみに由乃ちゃんのロザリオは、令ちゃんが買って与えたもの。(「チャオ」p85)
    やはりスールの儀式では、新規購入したものを与えるのは例外で、代々受け継いだものを授受するのが基本なのでしょう。
    2)蓉子さまと江利子さまの妹獲得競争は、共に「マリア祭」直後で同着だったらしいこと。
    蓉子さまと江利子さまの妹獲得競争とは、先々代薔薇さま達が賭けをしていたこと。先々代ロサ・キネンシスは、祥子の「習い事をすべて止めました」発言で、「いちご牛乳、ただで飲めそうね」と蓉子に微笑んだ。(「プレ」P150)
    しかしどうも、そうは行かなかった可能性大。蓉子さまも江利子さまも、やることが早い!

    余談ですが、これでコバルト掲載の短編は、「温室の妖精」「不器用姫」「四つ葉のクローバー」「黄色い糸」と、四つになりました。つまりそろそろ短編集が出ても良いかという時期ですが、私は次回はこのまま本編が進む様に感じました。
    というのは、最新刊の「くもりガラスの向こう側」が、あまりに中途半端な終わり方なので。筆の勢いもあって、このまま祐巳・瞳子のスール決定まで続くと読みました。
    しかも上記の短編はいずれも、あからさまに「スール」がテーマ。さらに最新の「黄色い糸」は、むしろ「令ちゃんの卒業」に花を添えるのにふさわしいように思えます。(聖の「片手だけ繋いで」と同様に)
    ということで短編集は、少なくとも祐巳の妹が決まってからと思います。
     
    -4- No.747 【Re: 8万越え】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/04/05 02:34
    朱夏さま
    ありがとうございます。

    共に「マリア祭」直後で同着だったらしいこと
    「かけに勝ったのはどちらか」は、微妙ですよね。引き分けっぽいですが、場所を選ばなかった江利子さまが滑り込みで勝ったかも・・・という気もしないでもありません(笑)。
     
    -5- No.749 【Re: 8万越え】 投稿者 : 朱夏 : 2006/04/05 04:48
    えっと、訂正です。ごめんんさい。
    (誤)「四つ葉のクローバー」→(正)「三つ葉のクローバー」でした。

    場所を選ばなかった江利子さまが滑り込みで勝ったかも
    で以下、「Answer」「黄色い糸」その後を、妄想推理。

    (紅薔薇)蓉子・祥子
    マリア祭で祥子の「お稽古や止めました」発言の後、蓉子はその場で「校門のマリア様のところで待つように」と指示。行事最中に公然とスール宣言で、お聖堂内は騒然。
    式が終わってマリア像の前、たくさんの野次馬に囲まれて蓉子は祥子にロザリオを授受。共にあらかじめ気持ちの整理は付いているので、「スールの儀式」にまったりも、うっとりもいっさい無し。
    蓉子「さっそく、仕事をお願いするわ」
    祥子「はい、何でしょうお姉さま」
    蓉子「「それはね。死ぬ気で、薔薇の館までダッシュ!」
    何が何だか分からないまま蓉子に引きずるられる祥子は、山百合会の厳しさをいきなり実感。スカートばっさばさで、後日の聖と志摩子のように「風の中を駈ける少女」の様なロマンチックさはまったくなし。二人とも死にそうになりながら、中庭をひたすら走る。

    (黄薔薇)江利子・令
    令の教室の前でスールの儀式をした江利子は、幸福感でおもわずまったり、令を見つめてうっとり。しばらく経ってようやく、お姉様の「賭け」を思いだして焦る。
    江利子「お願い。すぐに薔薇の館に来て」
    令「今すぐですか? でも私はこのあと、由乃を迎えに……」
    江利子「つべこべ言わないの。ほら、早くダッシュ!」
    二人を取り巻く野次馬をかき分け、やっと中庭に飛び出す二人。しかしじきに、江利子の体力不足が露呈。俊足の令に江利子の足がもつれる。……と、そこで江利子の目がキラリ。
    江利子「あなただけでも、先に薔薇の館に行きなさい!」
    令「いえ! せっかくですから、いっしょに」
    江利子「いいから、行って! あなたが先に着けば、勝ちなんだから!」
    令「は? 勝ち……ですか? 何の?」
    江利子「とっとと早く行きなさい!」
    素直で真っ直ぐな性格の令は、その一言で納得。つむじ風のように薔薇の館へ。それを惚れ惚れと見送る江利子がひと言。「この勝負、勝ったわ!」

    (勝負の決着)
    薔薇の館に最初に到着したのは、タッチの差で令が先。ちなみにこの時以来、階段を上がるときに訳もなく「グワッシ、グワッシ」と騒々しい音を立てる令の癖が付いてしまう。
    僅差で薔薇の館二階に到着した蓉子は、別に賭けに積極的だったわけでもないが、負けたと知って非常に悔しがる。そんなところに少し遅れて、江利子が優雅に到着。勝ちを確信した江利子の態度が面白くない蓉子は、さっそく異議申し立て。
    蓉子「スールがそろってゴールしなければ、意味がないと思います! そもそも、お聖堂でスールを宣言した私の方が先ではありませんか?」
    江利子「それは負けたものの言い訳よ。いくらスール宣言したからって、結局、ロザリオの授受という結果の方が大事じゃない?」
    さっそく三薔薇が集まって、勝負判定会議が始まる。
    ロサ・ギガンティア「では、ロザリオ授受の時間で判定しては?」
    しかし、スールの儀式で舞い上がっていた当事者達は、分、秒までの正確な時間なんて覚えているわけが無い。すったもんだの末、やはり「スールがそろって薔薇の館に到着した」という意見に賛成したロサ・ギガンティアのひと言で、紅薔薇の勝利。
    ただし、商品を得られるまでの確実な勝利ではなかったと言うことで、「苺ミルク」の景品は無しに決定。結局江利子は、「勝負に勝ったが試合に負けた」ことになり、それは以後の黄薔薇姉妹の未来を象徴する結果となったのであった……。

    アホな長文、失礼しました。
     
    -6- No.752 【Re: 8万越え】 投稿者 : 管理人(ワトソン) : 2006/04/06 02:43
    朱夏さま
    楽しく読ませていただきました。
    私の想像とはちょっと違っていますが、とてもおもしろいです。

    賭けをしていたのはお姉さま方であって、蓉子さまや江利子さまには何のメリットありません。
    ですが、江利子さまは蓉子さまを出し抜くことにちょっとした快感を感じそうです。
    一方、蓉子さまは、勝負にこだわるようなことを言えばいうほど江利子さまを喜ばせることになる、江利子さまは勝ち負けよりも蓉子さま振り回せることに喜びを感じる・・・ということを良く知っているので、(内心はともかく)「私には関係ありませんわ」という感じに無関心を装うような気がします。
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