単行本で8巻を読了、Amazonにレビューを投稿しました。
http://www.amazon.co.jp/dp/408846253X
> 5つ星のうち 4.0 原作の濃密さには負けたか, 2008/3/21
> この巻の後半「いつしか年も」では、卒業式の進行とともに、卒業する3薔薇さまによる回想シーンがふんだんに出てくる。それを含めて、キャラクターの表情の描写にグッと引き込まれる点は高く評価したい。
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> しかし、如何せんこの巻は原作の内容が非常に濃密で、それを1冊の漫画に全部詰め込むことは残念ながらできなかった。読者を引き込む感情描写も、裏を返せば「文章のみから場面を想像する楽しみ」が減ってしまうという諸刃の剣だ。
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> また、この段階では志摩子の謎めいた言動の真相は明らかにされていない。せめてあと2巻、「チェリーブロッサム」「ロザリオの滴」(と、あとはオリジナルストーリーや「ショコラとポートレート」「Answer」あたりでページ数を埋め合わせて)を出してほしかったと思う。なにしろ、ここまでの8巻での志摩子の挙動は丸ごと「チェリーブロッサム」への伏線となっているのだ。(原作『レイニーブルー』のカスタマーレビューでの拙文参照。)
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> そこで総合評価としては星4つとしたが、最初1冊だけの予定がここまで続けられたことには心からエールを送りたい。